プラス思考とイメトレで予選会トップ通過の小平「全米オープン出場が目標ではない、戦いに行く」
2017年5月23日(火)午前6:11
5月22日(月)に兵庫県の小野ゴルフ倶楽部で開催された「全米オープンゴルフ選手権セクショナルクオリファイング(最終予選)」。小平智が通算11アンダーで見事メダリストに輝き、自身初となる全米オープン出場を決めた。
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早朝7時30分、最終組でティーオフした小平は「朝から闘志むき出しでガンガンいくつもりでやってました」と第1ラウンドを3連続バーディでスタート。その後もスコアを伸ばし、最終ホールではイーグルを奪って「64」の8アンダーで第1ラウンド終了時点でトップに立つ。
「4位以内の順位より10アンダー以上という自分の目標スコアだけを見てプレーした」と全米行き圏内となっても気を緩めることなく、第2ラウンドも「69」とスコアを伸ばして通算11アンダーで1位通過を決めた。
ゴルフネットワークで6月3日(土)に放送する「全米オープン日本予選会」でナビゲーターを務めるプロキャディの杉澤伸章とスタート前のパッティンググリーンでは「全米オープン決まりましたね?」と全米オープンに行ったつもりで談笑するシーンが。隣で練習していた今平周吾も「決まったんですか!本当ですか!?」と本気にするほど。
一見、冗談のやり取りにも見えたが小平の中では「メンタルコントロール」の一環だったという。
「以前から脳のトレーニングを勉強していて、今回の予選会も『行くのが当たり前』っていう意識で朝からプレーしていたので落ち着いていた。だから今日は自分のマネジメント通りできた」と好スコアの要因を語った。
今年の全米オープンの舞台となる「エリンヒルズGC」はインターネットで見たくらいで、まだ情報はないという小平。先日、コースの視察に行った杉澤から「エリンヒルズGCはティーショット、セカンドと狙い所が明確。精度の高いショットが求められるから小平選手に合うコースだと思った」と言われると、「本当ですか?」と大笑いするも「今のすごくプラスになったので気持ち良いです」とコメント。
全米オープン初出場となる小平だが、「全米オープンは一番出場したい試合でずっと目標にしてきた。今年は体調もメンタルも整えて、ここに照準を合わせてやってきた。先ずは第一関門を突破。出場することが目標ではないし、あくまで通過点。難しいコースだと自分もやってやろうっていう気持ちが強くなる。予選を通過して上位争いを目指して、経験ではなく戦いに行きます」と意気込みを語った。
【最終結果】
1位 小平智(-11)
2位 今平周吾(-7)
2位 C・キム(-7)
2位 宮里優作(-7)
==以上、予選通過者==
2位 任成宰(-7)
2位 小林伸太郎(-7)
2位 A・ブランド(-7)
8位 岩田寛(-6)
8位 藤田寛之(-6)
8位 薗田峻輔(-6)
8位 松村道央(-6)
全米オープン行きをかけた熱き戦い「全米オープン日本予選会」の模様はゴルフネットワークで6月3日(土)午前11時15分からをお送りします。ぜひお楽しみに。