「英樹は五感が鋭い、同じ距離でも5つの番手から選択」進藤キャディが全米オープン開催コースを視察
2017年5月18日(木)午後1:24
最難関メジャーと呼ばれる「全米オープン」はマスターズや全英オープンを凌ぐタフなコースセッティングとして有名。優勝スコアはイーブンパー前後に設定され、毎年世界のトッププロが苦しめられる。
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第117回目となる今年はウイスコンシン州にある2006年開場の新設パブリックコース「エリンヒルズGC」で開催される。過去、2011年には「全米アマチュアゴルフ選手権」が開催されたが、PGAツアーを含めプロのトーナメントは未だ開催されておらずベールに包まれている。
「エリンヒルズGC」とは一体どのようなコースなのか!?大会を前に現地時間5/16(火)と17(水)に松山英樹プロの専属キャディを務める進藤大典氏がコースを視察。6/3(土)放送の「じっくり徹底解剖!全米オープン」では進藤キャディと共に、全米オープンで解説を務める佐藤信人プロ、プロキャディの杉澤伸章が「エリンヒルズGC」を徹底解剖する。
プロのキャディはどのようにコースチェックをしているのか?進藤キャディの密着取材を敢行。
「まずは芝。あとはコース設計の意図や狙いを感じたい。英樹の球筋やプレーを想像しながらコースチェックをします。選手の持ち球によってコースの見え方が変わってくるので、英樹になりきってコースを見ていますよ」とヤーデージ(距離)だけではなく、各ホールではプレーヤー目線でロケーションを確認。コースのキャディからも天候や風向きの傾向など詳しく情報収集。ラフの状況やバンカーなども細かくチェックして、色んな場面をスマホで撮影するシーンも見られた。
「英樹は五感が鋭い。人より肌や空気で受ける感覚がすごく鋭い。同じ距離でも状況によって5つの番手くらいから選択している」と話す進藤キャディ。
杉澤から「松山選手にはエリンヒルズGCについてどのように伝える?」と聞かれると「見た目はフェアウェイが広いけど、プレーすると狭く感じると思うよって伝えますね。攻めるところと逃げるところがはっきりしているコース」とコメント。
佐藤プロも「丸テーブルのように小さいグリーンもあれば、ものすごく大きいグリーンもある。ポテトチップスのようにうねったグリーンもあれば、平らなグリーンもある」と様々な顔を持ったグリーンと話す。
OBなどのペナルティはないが、ドローヒッターやフェードヒッターなど選手の球筋によってはターゲットが狭くなるホールが多い。ティーショットによって攻めるか守るか、きっちりとしたマネジメントが求められる。
昨年は全米オープン4度目の出場にして無念の予選落ちを喫した。最後に全米オープンに向けて「去年は悔しい結果に終わったので、今年はこの大舞台で英樹が頑張れるようにしっかりサポートしたいと思います」と意気込みを語ってくれた。
ゴルフネットワークマガジン「じっくり徹底解剖!全米オープンvol.02」次回は「佐藤信人が見たエリンヒルズGC」を紹介。
6/3(土)放送「じっくり徹底解剖!全米オープン」
6/3(土)放送の「じっくり徹底解剖!全米オープン」では進藤キャディのコースチェックの模様を現地映像を交えてたっぷりと紹介。佐藤信人プロ、プロキャディ杉澤伸章と共に「エリンヒルズGC」を徹底解剖します!さらに、松山英樹プロの独占インタビューも!乞うご期待ください。
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