ディフェンディング・チャンピオンのカリー・ウェブ（豪）が首位タイに浮上した。

　米女子ツアーのロングスドラッグス・チャレンジ（カリフォルニア州ダンビル、ブラックホークCC）は現地時間の5日に第2ラウンドを行い、第1ラウンドで3位タイにつけたウェブが3アンダー69をマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、ロリー・ケーン（カナダ）とともにトップに並んだ。

　1打差の単独3位にロレックスランキング（女子世界ランキング）1位のロレーナ・オチョア（メキシコ）が続き、この日のベストスコア、7アンダー65と爆発したスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が通算4アンダーで第1ラウンドの66位タイから4位タイに急浮上。同じく4位タイには朴セリ（韓）、ジュリー・インクスター（米）の他、ルーキーのクリスティー・マクファーソン（米）、シャーロット・マヨーカス（米）がつけている。

　連覇を狙うウェブは昨年メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権で劇的な逆転優勝を飾って復活を遂げ、最高のシーズンを謳歌したが、今季は未勝利で賞金ランクも21位と不本意な戦いが続いている。が、前週のナビスターLPGAクラシックで5位に入り「きっかけをつかんだ」と笑顔。「今年は思うような成績を残せなかったけれど、終盤で1勝か2勝できたら、いい気分でシーズンを締めくくることができる。去年勝ったいい思い出が、私に力を与えてくれている」と連覇に意欲を見せた。

　また予選落ちの泥沼からの脱出をはかった宮里藍は2日連続の5オーバー77を叩き、通算10オーバーで今回も決勝ラウンド進出はならなかった。初日はバーディを1つも奪えなかったが、2日目は序盤にバーディが続き復調の兆しをうかがわせる。しかし中盤から終盤にかけダブルボギーを3つ叩いて自滅した。「出だしはいいリズムで回れた。惜しいと思います」と紙一重のラウンドを振り返った宮里。復活は次週のサムソン・ワールド選手権に持ち越された。