両チーム一歩も譲らず、勝負は最終日のシングルマッチにゆだねられた。

　欧州大陸 vs. 英国＆アイルランド連合のチーム対抗戦、セベ・トロフィーは現地時間の29日、アイルランドのザ・ヘリテイジ・ゴルフ＆スパ・リゾートを舞台に3日目のチームマッチ8試合を行い、午前中欧州大陸チームが3勝1分で3.5ポイントを獲得し優位に立った。しかし午後は英国＆アイルランド連合が3勝1敗で3ポイントを加算。通算ポイントは欧州大陸チームが9.5ポイント、英国＆アイルランド連合は8.5ポイントとし、わずか1ポイント差で最終日を迎える。

「1ポイントにしろ我々がリードしているのは喜ばしいが、今日の午前中の段階では3ポイントの差をつけていた。それを午後に引っくり返されたわけだから、これから何があってもおかしくない。ただ全体としては皆、非常にいいゲームをしてくれて、心から楽しませてもらっている」と欧州大陸チームのキャプテン、セベ・バレステロス（スペイン）。最終日のシングルマッチではもっとも信頼している同郷のミゲール・A・ヒメネスを最後の組に配す作戦で英国＆アイルランド連合を迎え撃つ。

　一方、英国＆アイルランド連合のキャプテン、ニック・ファルド（英）は、「午後我々が3勝して盛り返したことで、流れはこちらにある」と強気。最終日も両チームが威信を賭け、1対1の勝負で激突する。