ニック・ファルド（英）主将率いる英国＆アイルランド連合がポイントをタイに持ち込んだ。

　欧州大陸 vs. 英国＆アイルランド連合のチーム対抗戦、セベ・トロフィーは現地時間の28日、アイルランドのザ・ヘリテイジ・ゴルフ＆スパ・リゾートを舞台に2日目のバトルに突入。この日はフォーボール5試合を行い、前日2-3と1ポイント遅れをとっていた英国＆アイルランド連合が3勝2敗で勝ち越し、ポイントを5-5のタイに持ち込んだ。

　英国＆アイルランド連合はファーストマッチでブラッドリー・ドレッジ（ウェールズ）＆フィリップ・アーチャー（英）組がピーター・ハンソン＆ロバート・カールソン（ともにスウェーデン）組を5アンド4で撃破すると、最終マッチではジャスティン・ローズ＆ポール・ケイシー（ともに英）組が、ミゲール・A・ヒメネス＆ゴンザロ・フェルナンデス・カスタノ（ともにスペイン）組との接戦に最終ホールで決着をつけて貴重な1ポイントをゲット。英国＆アイルランド連合がフォーボールの戦績を3勝2敗とし、前日の劣勢を跳ね返した。

　まれに見る接戦にヨーロッパを代表する2人のキャプテンも興奮気味。「すべてが楽しい。こんなにエキサイティングな展開になるとはね」とファルドが少年のように瞳を輝かせれば、「両チームとも本当によくやっている。これで益々面白くなってきた」と欧州大陸チームのキャプテン、セベ・バレステロス（スペイン）も満足げな笑顔。勝敗は3日目のグリーンサム（4試合）と最終日のシングマッチで決まるが、好調なプレーヤーが多いだけに、最後まで息の抜けない展開になりそうだ。