9日、国内男子ツアーのサントリーオープンゴルフトーナメント（千葉・総武カントリークラブ 総武コース）は、最終ラウンドの競技を終了。大会は7日に第2ラウンドが中止となり、54ホールに短縮された。そんな中、前週今季初Vを挙げた谷原秀人が通算8アンダーで2週連続優勝を達成。米ツアーから参戦した丸山茂樹は通算1アンダー13位タイだった。

　前日首位の谷口徹と3打差の2位タイでスタートした谷原は、前半を2バーディ、1ボギーで折り返す。後半は11番でボギーを叩いたものの、12番から14番までバーディを奪うと、15番パー4も2打目をピンそばに寄せて楽々バーディ。16番でスコアを1つ落としたが、17番で7メートルのバーディパットを決めてすぐに獲り返した。最終ラウンドは7バーディ、3ボギーの4アンダー66でフィニッシュ。通算8アンダーでツアー通算6勝目をマークした。

　昨季は全英オープンで5位タイに入り、世界に実力をアピールした谷原。しかし、今季はマスターズ、全英オープンで予選落ちを喫し、海外メジャーで結果を残せなかった。国内ツアーでその雪辱を果たすべく、前週のフジサンケイクラシックを制覇。シーズン後半に向けて弾みをつけると、今大会は逆転で勝った。次週のANAオープンゴルフトーナメントで3週連続勝利なるか注目だ。

　通算6アンダー2位に谷口、通算4アンダー単独3位にブレンダン・ジョーンズ（豪）が入った。約3年ぶりの国内ツアー出場で注目を集めた丸山は、最終ラウンドで3オーバー73とスコアを崩し、通算1アンダー13位タイ。近藤智弘は通算2オーバー28位タイ、片山晋呉は通算4オーバー45位タイで大会を終えている。