大会前から降り続いた雨でスタートが大幅に遅れ、新設トーナメントは初日からサスペンデッド。波乱の幕開けとなった。

　米女子ツアーのLPGA NWアーカンソー選手権はアーカンソー州ロジャースのピナクルCCを舞台に現地時間の7日、第1ラウンドの競技を行った。だが、午前中の雨でスタート時間が遅れ、多くの選手がホールアウトできないまま日没順延が決まった。

　そんな中、6アンダー66で暫定トップに立ったのはツアー未勝利のテレサ・ルー（台）、クリスティー・マクファーソン（米）、キャサリン・ハル（豪）の3人。暫定単独4位のシェリー・ターナー（米）に1ストローク差をつけている。

　現在賞金ランク100位のルーキー、マクファーソンにとって、賞金ランク上位3人が欠場しフィールドが手薄な今大会は賞金を稼ぐ絶好のチャンス。初体験のトーナメントリーダーに「インタビュールームに呼ばれたのは初めて。今日は18ホール回り切ることができてラッキーだった」とはしゃいで見せた。来季のシードを確保するには賞金ランク90位以内に入らなければならない。今大会を上位で終え、一気にシードを確定させたいところだ。

　その他、アマチュア界実力ナンバー1のヒロイン、ステイシー・ルイス（米）が6ホール終了時点ながら4連続バーディを奪って暫定5位タイの好発進。全米女子オープンの覇者クリスティー・カー（米）、パット・ハースト（米）、ジュリー・インクスター（米／9ホール終了）らベテラン勢が3アンダーの暫定7位タイで続いている。日本勢唯一出場の東尾理子は、5ホール終了時点で2オーバー暫定104位タイと出遅れた。