3試合連続優勝を狙うロレーナ・オチョア（メキシコ）が好位置につけた。

　米女子ツアーのセーフウェイ・クラシック（オレゴン州ポートランド、コロンビア・エッジウォーターCC）が現地時間の24日開幕。5アンダー67をマークしたオチョアが首位タイのソフィ・グスタフソン（スウェーデン）、オー・ジヨン（韓）に1打差の単独3位で好発進した。4アンダー68の4位タイにリタ・リンドレイ（米）、アンジェラ・スタンフォード（米）が続き、今季まだ優勝のないカリー・ウェブ（豪）が2アンダー70で9位タイ。

　6バーディ、1ボギーの『67』の好スコアにも「不思議な日だった」と戸惑いを隠せなかった女王オチョア。「今日はグリーンを狙うショットが乱れて、外すケースが多かったんです。でもそこからのリカバリーが上手くいって…。チップインもあったし、内容以上にスコアは良かったですね！」。

　女王にとって大きかったのは、メキシコ国旗を持って応援してくれたギャラリーの存在。「最近、国旗を振ってくれる人が多くなって、すごく励みになる」と笑顔を見せた。3連勝に向け、女王に死角はない。

　一方、前週予選落ちに終わっている宮里藍はスタートダッシュならなかった。前半2バーディ、2ボギーのイーブンパーで折り返した後、10番でバーディを奪い、1アンダーとした。だが、13番からまさかの3連続ボギーでスコアを落とし、2オーバー74の63位タイ。決勝ラウンド進出のためには、第2ラウンドのチャージが必要になった。

　また今季絶不調のミッシェル・ウィー（米）も不発。「スコアほどショットは悪くないのに」と7オーバー79のスコアに顔をしかめた。順位も124位タイで、早くも予選突破に赤信号が灯っている。東尾理子も8オーバー80の大叩きで127位タイと苦しい滑り出し。