列島が酷暑に包まれる中、横峯さくらが暑さに負けず好プレーを披露した。

　国内女子ツアーの新キャタピラー三菱レディースが、神奈川県の大箱根CCを舞台に17日、開幕した。第1ラウンドのこの日は、今季、優勝1回、2位3回（2位タイ含む）と好成績を挙げている横峯が、パー5でスコアを伸ばし6アンダー67をマーク。飯島茜と共に第1ラウンド首位タイに立った。1打差の5アンダー3位タイで女王・大山志保、佐伯三貴らが追っている。

　横峯は聖地セントアンドリュースで行われた、全英女子オープンで悔しい予選落ちを喫し、1週間休養を挟んで今大会に挑んだ。出だしの1番パー5、得意のドライバーで飛距離を稼ぐと、イーグルを奪い絶好のスタートを切る。その後も勢いに乗り、5つのバーディ（1ボギー）を奪取し、6アンダー67。中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンに次ぐ今季2勝目に向け、トップタイと順調な滑り出しを切った。

　一方、横峯と共に全英女子オープンで苦渋を舐めた大山は、1イーグル、3バーディ、ノーボギーの5アンダー67で回り、同大会で7位タイと大健闘した佐伯と同じ3位タイ。この秋に参加するとされている米ツアーQスクールに向け、弾みとなる勝利を目指している。

　その他、前週大会でツアー通算21勝を飾った福嶋晃子が好調を維持し、3アンダー70で8位タイ。2大会連続で予選落ちと調子を落としている諸見里しのぶは、1アンダー72で26位タイにつけた。