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叩き上げの伏兵、W.オースティンが単独2位
2007年8月13日(月)午前0:00
苦労人ウッディ・オースティン(米)がゴルフエリート、タイガー・ウッズ(米)を脅かした。
現地時間12日に行われた第89回 全米プロゴルフ選手権(オクラホマ州タルサ、サザンヒルズCC)最終ラウンド、タイガーに4打差の3位からスタートしたオースティンが大健闘。11番から3連続バーディを奪って通算6アンダーまでスコアを伸ばすと、首位を行く世界ナンバー1プレーヤーに1打差と迫り試合展開を面白くしたのだ。
圧巻は12番で18メートルものチップインバーディを決めた場面。「何かすごいことをやってタイガーに歓声を聞かせたかった。少しはプレッシャーをかけないとね。もちろんタイガーのプレーに対する歓声には及ばなかったけれど、自分にとっては生涯最高の大歓声をもらって気分が盛り上がった」と43歳のオースティン。
しかし追撃もそこまで。3連続バーディのあとが続かず、タイガーを逆転することはできなかった。しかしメジャー15度目の出場で、もちろんこれがオースティンにとってのメジャー最上位。今季はスタンフォード・セントジュード選手権で3年ぶりにツアー通算3勝目を挙げるなど好調だが、若い頃は戦う場を求め、旅から旅へ各地を巡った“ジャーニーマン(渡り鳥)”。89年から90年には日本ツアーでプレーしたこともあり、その後、ミニツアーやネイションワイドツアーを転々とした。
稼げない時期はオフシーズン、信用金庫の出納係やドラッグストアの仕入れ担当のアルバイトで食いつないだことも。そんな苦労人をサザンヒルズCCに詰めかけた大勢のギャラリーの声援が後押し。優勝には手が届かなかったが、それ以上に記憶に残るプレーでオースティンは世界中のゴルフファンを魅了した。
現地時間12日に行われた第89回 全米プロゴルフ選手権(オクラホマ州タルサ、サザンヒルズCC)最終ラウンド、タイガーに4打差の3位からスタートしたオースティンが大健闘。11番から3連続バーディを奪って通算6アンダーまでスコアを伸ばすと、首位を行く世界ナンバー1プレーヤーに1打差と迫り試合展開を面白くしたのだ。
圧巻は12番で18メートルものチップインバーディを決めた場面。「何かすごいことをやってタイガーに歓声を聞かせたかった。少しはプレッシャーをかけないとね。もちろんタイガーのプレーに対する歓声には及ばなかったけれど、自分にとっては生涯最高の大歓声をもらって気分が盛り上がった」と43歳のオースティン。
しかし追撃もそこまで。3連続バーディのあとが続かず、タイガーを逆転することはできなかった。しかしメジャー15度目の出場で、もちろんこれがオースティンにとってのメジャー最上位。今季はスタンフォード・セントジュード選手権で3年ぶりにツアー通算3勝目を挙げるなど好調だが、若い頃は戦う場を求め、旅から旅へ各地を巡った“ジャーニーマン(渡り鳥)”。89年から90年には日本ツアーでプレーしたこともあり、その後、ミニツアーやネイションワイドツアーを転々とした。
稼げない時期はオフシーズン、信用金庫の出納係やドラッグストアの仕入れ担当のアルバイトで食いつないだことも。そんな苦労人をサザンヒルズCCに詰めかけた大勢のギャラリーの声援が後押し。優勝には手が届かなかったが、それ以上に記憶に残るプレーでオースティンは世界中のゴルフファンを魅了した。