ドナルド・トランプ勝利で今後のゴルフ界はどうなる?
2016年11月26日(土)午後5:25
ドナルド・トランプ氏が米国時間8日に第45代アメリカ合衆国大統領に当選。政治経験のない共和党の実業家が選出されたことで様々な憶測が飛び交っているが、ゴルフ界とも関わりの深いトランプ氏が大統領となったことで、業界に今後どんな意味をもたらすのだろうか。
世界的に有名な高級物件の売買を繰り返しながら、40億ドル(約4,516億円)を超える資産を持つ次期米大統領は、ゴルフビジネスでもその実力を発揮。ゴルフ業界が経済的危機に陥った時、複数の廃れたコースに何億円もつぎ込んで蘇らせてきた。トランプ氏が所有するコースで今後もメジャー大会を行う予定で、2017年に全米プロシニアゴルフ選手権、同年に全米女子オープン、2022年には全米プロ選手権が開催される。アメリカで初めてゴルフと言うスポーツに労力をつぎ込んできた大統領でもあるのだ。
ジェフ・シャッケルフォード
「ゴルフ界にとって間違いなく良いことだと思います。選挙キャンペーンの間はトランプが所有するホテルの宿泊客の少なさが指摘され、本人の極端なコメントも取り沙汰されましたが、大統領に当選し“トランプ"という名前の重みも変わった今、マイナスとなるはずがありません。今後注目したいのは、トーナメントの運営組織とトランプとの関係性で、現在のところ組織によって良し悪しが分かれています。それでもゴルフ好きの大統領がホワイトハウスにいれば、ゴルフ界にとっては良い事です」
これまでゴルフにおけるの経済効果や雇用確保など社会的なプラスを多くの人が訴えてきたが、なかなか政治家に理解されてこなかった。ゴルフ界と縁の深いドナルド・トランプ氏が大統領選で勝利したことで良い影響をもたらす可能性もあるかもしれない。
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