ツアープロコーチが語る ニュートラルな挙動のシャフトを使う意味とは?
2015年8月14日(金)午後0:35
好評の新番組「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」。 「シャフトに興味はあるけれど、正直違いがよくわからない」といった、多くのゴルファーが抱えるシャフトへの疑問を解決し、飛距離アップやスコアメイクに役立つ情報を発信する番組です。
番組の案内役は、ツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏。
スイングはもちろん、ゴルフクラブとの関係性にも詳しいお二人が、シャフトへの疑問をわかりやすくナビゲートします。
ニュートラルな挙動を持つシャフトから自分に合うシャフトを見つけてみよう
新番組「シャフトのトリセツ」は、早くも3回目。
前回は、二人が実際に愛用しているシャフトがテーマでしたが、今回は内藤コーチが実際に使用する「TOUR AD PT」シャフトについて、さらに深く追求したお話になりました。
「PT」を使っているのは、平塚哲二プロ、井上信プロ、若手の片岡大育プロなど、現在も多数。平塚プロが「PT」の使用を開始したのは、内藤コーチの勧めがあったからだといいます。
内藤コーチが「PT」を勧めるのは、シャフトの特性が非常にニュートラルで、素直であることがその理由。
いろんなシャフトの中でもど真ん中に位置する特性なので、「PT」をまずは使ってみて、その感触をベースにすると自分に合うシャフトが見つけやすくなります。
例えば、ドローヒッターの石井忍コーチの場合は、「PT」を使うと、少しボールがつかまり過ぎて、左にいきやすくなるといいます。そこで、より先端が硬めで左に行きにくい「DI」を使うことで、曲がりすぎず安定したドローを打つことが出来ると言うわけです。 逆にボールがつかまりきらなかったり、上がり切らないゴルファーには、先端がしなり戻る「MJ」などのシャフトを使うと良いかもしれません。
フェードヒッターの平塚哲二プロと、ドローヒッターの井上信プロの二人が、どちらも「PT」を愛用しているのは興味深いと石井コーチは話します。球筋は逆でもマッチするシャフトが同じというのは面白いところです。
内藤コーチからは、自分に合うシャフトを選ぶには、球筋だけではなく、あるポイントを見ることが大切だといいます。自分に合うシャフトの挙動を選ぶそのポイントは、ぜひ番組内でチェックしてみてください。
宮里優作プロのスイングをチェック!
番組では、プロのスイングと使用シャフトを内藤コーチがチェック。三回目は、宮里優作プロが登場です。
宮里プロはゆったりしたバックスイングから、インパクトエリアでのヘッドスピードが非常に速いのが特徴です。
使用するシャフトは昨年発売された「TOUR AD MJ」シャフト。中間部と手元部分の剛性が高く、先端のしなり戻りを感じやすいシャフトです。
宮里プロのようなヘッドスピードの速い選手には、「MJ」のようなしなり戻りの速いシャフトは合わないと思われがちですが、必ずしもそうではないと内藤コーチは指摘します。
スイング中に自分がボールをつかまえるような動きをしたくない宮里プロのような選手は、「MJ」のように自然とシャフトのしなり戻りでボールをつかまえてくれるシャフトの方が安心感があるとのこと。ボールをつかまえるのはシャフトにまかせて、自分はスイングスピードが速いまま、インパクトエリアからフィニッシュまで一気に振りぬきたいという意図が感じられるといいます。
ヘッドスピードが速く、身体の回転スピードでボールを飛ばしたいゴルファーなら、宮里プロのようにシャフトがボールをつかまえてくれる「MJ」のようなシャフトがおすすめです。手先でボールをつかまえようとする悪癖が抑制されるかもしれません。
「石井忍が行く」のコーナーでは、石井コーチが自ら「M9003」、「MT」、「GP」の3つのシャフトを試打。
その感想はもちろんですが、微妙な弾道の違いやスイングの違いにも注目です。
ツアープロのシャフト選びのキモを紹介する「シャフトのトリセツ」。
ぜひ番組をチェックしてみてください。
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「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」
「シャフトの重要性」をツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏の2人がお届け!シャフトに注ぎ込まれるテクノロジーやそれらにまつわるエピソードを紹介していきながら、視聴者のシャフト選びに役立つ情報をお伝えしていく。
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