ステーブルフォードって何?夏ゴルフにもおすすめ!新しいゴルフの楽しみ方
2013年3月6日(水)午前10:04
石川遼選手が出場している今週のPGAツアー「バラクーダ選手権」。WGCブリヂストンインビテーショナルの裏開催となりますが、来季のシード権、そしてプレーオフシリーズ進出をかけて熾烈な戦いが繰り広げられます。
大会初日を終えて9バーディ、ノーボギー、63をマークしたザック・サチャーが18ポイントを獲得して単独トップ。石川選手は70の2アンダー、8ポイントで28位タイにつけています。
「ん?63、9アンダーで18ポイント?」
ちょっと耳慣れない感じですが、今週の「バラクーダ選手権」では通常のトーナメントとは異なり、「ステーブルフォード方式」が採用されていて、トータルスコアではなくポイント制で順位が決まります。
各ホールのストローク(打数)の合計で争うストロークプレーとは異なり、ステーブルフォードは各ホールで決められた基準のスコア(パー設定)より何打良かったか、悪かったかによってポイントが与えられ、その獲得した合計ポイントで争われる競技方式です。
各ホールで与えられるポイントは下記の通りです。
アルバトロス:8point
イーグル:5point
バーディ:2point
パー:0point
ボギー:?1point
ダブルボギー以上:?3point
スコアを見ながらポイントも計算?(写真提供:Getty Images)
大会前のインタビューで石川選手は「普段であればバーディは-1でボギーは+1なので、バーディ1個ボギー1個で±0だけど、今大会だとバーディ、ボギーでポイントが+1になるのでバーディが多い選手が上位に行くことになる。スコアとしては毎日3アンダー、4アンダーを目指していきたいけどポイントになるとバーディとボギーの数によってどうなるかわからない。」と話していたように、バーディやイーグルで獲得できるポイントが多いため、よりアグレッシブなゴルフが求められます。
また、パーとイーグルの差が5ポイントもあるので、1ホールで一発大逆転や上位へジャンプアップ!ということもあり得ます。昨年はオーストラリアのジェフ・オギルビーが49ポイントで優勝しましたが、通常のトーナメント以上にエキサイティングなゲーム展開を見られるところも魅力の一つです。
特にパー5では各選手が積極的にイーグルを狙うシーンが多く見られるでしょう。「バラクーダ選手権」では2番、8番、13番と最終18番がパー5設定なので、この4ホールには注目です。
大会初日、3バーディ、3ボギーの3ポイントで最終18番を迎えた石川選手は残り253Yから完璧なセカンドショットでピンそば3.7mにつけ2オンに成功し、見事イーグル奪取。5ポイントを加算してトータル8ポイントで28位タイに浮上しました。
【無料動画】石川遼、最終18番でイーグル!GN+TVで速報動画を無料配信中
(リンクテキスト・画像をクリックするとGN+アプリ/PCですぐ動画が見れます)
ホールアウト後には「ずっとパットが入らない展開だったけど、最終ホールのイーグルで出遅れずに済んだ。ボギー打ってもバーディ穫れば良いのでめげずにやれるけど、ダブルボギー以上は絶対に打てない。左右がブッシュでOBラインが浅いところもあるので、攻めることも必要だけどダブルボギーには注意したい。明日も8?10ポイントを目指して頑張りたい。」と2日目以降への意気込みを話していました。
初日は8ポイントで28位につけた石川遼
ランキング上位者はWGC-ブリヂストンインビテーショナルに出場しているだけに、先週に続き今大会でも上位フィニッシュのチャンスもあります。ショットも好調でプレーしていて楽しいという石川選手。来季のシード権、そしてプレーオフシリーズ進出をかけて上位フィニッシュに期待です。
熱中症対策にもなる?ステーブルフォードを使った新しいゴルフの楽しみ方
連日30度を超える真夏日が続く日本列島。日常生活以上に炎天下の中でのラウンドでは熱中症にも十分注意が必要です。
暑い夏でもゴルフがしたい!
そんな思いでゴルフ場へ行き、いざスタート。前半は元気でも気温の上昇と共に午後はバテバテ・・・という経験も多いのではないでしょうか?
また、ゴルフ初心者や100前後でプレーする人にとっては上級者以上に夏場のゴルフはきついもの。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」と息を切らしながら、右へ左へ・・・途中で水分補給しながら、一心不乱にボールを打ち続ける。
スコアメイクやゴルフを楽しむというより、暑さに負けずホールアウトすることに集中してしまうアベレージゴルファーの方も多いのでは?
そこで、おすすめなのが「ステーブルフォード」という競技方式。
プロのトーナメントだけではなく、一般ゴルファーのラウンドでも楽しむことができます。
日本ではあまり馴染みがなく、一般的にもあまりプレーされることはありませんが、イギリスやオーストラリアでは多くのアマチュアゴルファーに親しまれている競技方式です。
スコアが100以上の初心者の場合、OBや池など1ホールで大叩きしてしまうこともありますが、「ステーブルフォード」ではダブルボギー以上は一律同じポイントとなるので1ホールで叩いても気持ちを切り替えて、次のホールに臨むことができますし、トータルスコアにを気を取られず1ホール1ホールに集中してパーやボギーを狙う楽しさも出て来ます。
また、ダブルボギー以上はどれだけ打っても同じポイントなので、ローカルルールでダブルボギー以上はボールをピックアップすると決めておけば、暑い夏場でも疲れることなくプレーファーストにも繋がる効果があります。
平均スコアが80?90くらいの中級者であっても、パーやバーディを取ればいつも以上に喜びもひとしお。同伴者と競う場合やコンペなどでは、普段のストロークでは負けていたとしても、パーやバーディの数次第では勝てるチャンスもあるので、いつも以上にアグレッシブなゴルフを楽しむこともできます。
石川遼選手が出場している「バラクーダ選手権」はモディファイド・ステーブルフォード方式とも呼ばれ、イーグルの加点が大きく、ダブルボギー以上となれば減点も大きいシステムですが、イギリスやオーストラリアでも普及しているブリティッシュ・ステーブルフォード方式ではダブルボギー以上は0点で、1打良くなる毎に1ポイントづつ加点され、アマチュアゴルファーでも初心者から中級者まで楽しめるシステムもあります。
【ブリティッシュ・ステーブルフォード方式】
アルバトロス:5point
イーグル:4point
バーディ:3point
パー:2point
ボギー:1point
ダブルボギー以上:0point
ステーブルフォード方式にも対応しているアプリ
「なんだか面白そうだからやってみようかな」と思っても、慣れないうちは計算が大変ということもあります。
そんな時に便利なアイテムが無料のゴルフスコア管理アプリ「GOLF NETWORK PLUS」です。
海外のゴルフ場にも対応している「GOLF NETWORK PLUS」では、ヨーロッパやオーストラリアなどで利用されることも多く、ステーブルフォードモードも好評でよく使われています。
操作は簡単で、通常のストロークプレー同様にパー、ボギーとスコアを入力していくだけで、あとはアプリが自動計算してくれます。
?スコアを入力
?スコア入力画面でスコアカードボタンをタップ
?スコアカード画面右上の「ステーブルフォード」をONにすると自動計算
【スコア入力画面】
スコアを入力するだけで、ステーブルフォードモードを選択すればスコアカードにポイントが表示されます。
【通常のストロークプレー】
【ステーブルフォードモード】
※「GOLF NETWORK PLUS」ではブリティッシュ・ステーブルフォード方式を採用しています。(基準となるスコアはパー)
ボタンのON/OFFの切り替えでストロークとポイントを両方見ることができるので、同伴者とストロークとポイントの両方で競い合うのも面白いかもしれません。
プレーファーストにも繋がる新しいゴルフの楽しみ方。
この夏、ぜひ一度ステーブルフォードでのプレーをお楽しみ下さい。
国内・海外で70万人以上が愛用のゴルフスコア管理アプリ
ゴルフ上達を目指す方におすすめのアプリ「GOLF NETWORK PLUS」。フェアウェキープ率やパーオン率など簡単スコア入力でプロのようなスタッツ管理をすることができます。自分のウィークポイントを客観的にデータ分析してスコアアップを目指しましょう!