ツアープロコーチが愛用する「飛ばせるシャフト」とは?
2013年6月23日(日)午前10:00
この10月から始まった新番組「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」。 「シャフトに興味はあるけれど、正直違いがよくわからない」といった、多くのゴルファーが抱えるシャフトへの疑問を解決し、飛距離アップやスコアメイクに役立つ情報を発信する番組です。
番組の案内役は、ツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏。
石井コーチは、ツアープロ時代に内藤さんのコーチを受けていたという文字通りの師弟コンビが、シャフトへの疑問のわかりやすくナビゲートします。
二人のプロコーチが愛用するシャフトとは?
2回目となる今回も、案内役のお二人のトークからスタート。二人が実際に愛用しているシャフトがテーマです。
内藤コーチの使用するシャフトは、「TOUR AD PT」。
2005年に発売され、素直な挙動がプロに評価され異例のロングセラーとなったシャフトです。「PT」がいいという声はアマチュアにも多く、2014年に異例の再発売となりました。
石井コーチは、「PT」のナチュラルなしなりを活かして、ドローを打っている内藤コーチの印象は強いといいます。内藤コーチ自身も長年愛用している信頼性が抜群で、色々試してみても、いつも「PT」に戻るといいます。同じ「PT」シャフトを使用しても、重さを変えるなどの微調整もあるようです。
石井コーチが長年愛用するシャフトは「TOUR AD DI」。
こちらも2009年発売と少し前のシャフトです。
先端の剛性が高めで、シャフト全体のしなりが持続することにより、インパクトでボールを押すイメージが出るという「DI」の特徴を石井コーチは評価し、70g台のXシャフトというハードなスペックで使用しているようです。
愛着のあるシャフトを変更するのは、プロにとっても勇気のいることですが、石井コーチは最新モデルの「TOUR AD GP」を60g台、46インチの長尺仕様にして現在使用しているといいます。
シャフトを長くすると、ミート率が落ちてしまうのが難点。
内藤コーチも長いシャフトを試しても、結局平均の飛距離を考えると、いつも使っている45インチが一番飛んでいるといいます。しかし、石井コーチの新しいシャフトは、先端はしっかりしていながら、シャフトの中間がポンとインパクト直前で戻ってきてくれて、長尺にありがちな振り遅れがなく、飛距離を伸ばしているとのこと。シャフトの特性を活かせれば、長いシャフトによるミート率の低下を抑えることができるようです。
石井忍コーチが、グラファイトデザイン社を取材!
ツアープロのスイングとシャフトを解説するコーナーでは、内藤コーチが小平智プロのスイングを解説。
小平プロは2006年に発売された「TOUR AD クアトロテック」という手元側が硬く、先端部がしなるシャフトを使用しています。パワーヒッターには先端がしなるシャフトは向かないという定説がありますが、小平プロのようにスイングスピードが速いプロは、手元よりに硬さがあることで、切り返しにシャフトがしなり過ぎないメリットがあるようです。
そして前回も好評だったコーナー、「石井忍がいく」。 石井コーチが、グラファイトデザイン社のテストセンターを訪れ、プロへのツアー対応や最新シャフトの開発の現場をレポートします。
今回は、テストセンターのドライビングレンジの奥行きを石井コーチが歩測で計測。
練習場でもなかなかお目にかかることのない、広大な奥行きのあるドライビングレンジは、実際にボールの飛び様を確認しながら、ツアープロがシャフトのフィッティングを行える場所。歩測も簡単ではありません。
300ヤードをゆうに超える男子プロの飛距離であれば、フォローの風が吹けばこの距離でも簡単に届いてしまうとのこと。しっかりとした距離がなければ、プロのテストに耐えられないのです。
「私の歩測が確かならば…」と、どこかで聞いたことのあるフレーズで歩測を行なった石井コーチの答えは「329ヤード」。正解は、ぜひ番組内でご確認ください。
内容盛りだくさんの「シャフトのトリセツ」。是非チェックしてみてください。
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「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」
「シャフトの重要性」をツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏の2人がお届け!シャフトに注ぎ込まれるテクノロジーやそれらにまつわるエピソードを紹介していきながら、視聴者のシャフト選びに役立つ情報をお伝えしていく。
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