米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシック（現地時間3日?6日／フロリダ州、PGAナショナル）はローリー・サバティーニ（南ア）の逃げ切り優勝で幕を閉じた。そのサバティーニ、これまで数々の問題行動で物議を醸してきたが「これからは子供たちのお手本になれるような、良き父になりたい」とイメージチェンジを宣言した。

　数年前、サバティーニはときの世界ランクNo.1タイガー・ウッズ（米）に対し「彼のことだって他の選手同様やっつけることが出来る」と大口を叩いたもの。また、ラウンドを同組で回った選手がスロープレーであることに激怒し、同伴者を待たずに先にプレーしたこともある。その他にも数々の逸話をもち、ツアーでは“変わり者”のイメージが定着していた。

「僕はただゴルフというゲームが大好きなだけ。情熱があふれているんだ。これまでの自分の行動をすべて肯定するわけじゃない。でも経験から学んで、今では子供たちのお手本になりたいと思っている。僕の息子が僕みたいにならないためにも頑張るよ」。

　最終日のラウンド後、7歳を筆頭に3人の子供を持つ父の顔になったサバティーニは今後“良き父、良きゴルファー”として胸を張って戦うことを誓っていた。