ツアー通算5勝を挙げている古閑美保が第2ラウンドのベストスコア「66」をマークし、リーダーボードを駆け上がった。

　国内女子ツアーの新規トーナメント、アクサレディスゴルフトーナメント（北海道、苫小牧ゴルフリゾート72エミナGC南C）は28日、第2ラウンドの競技を終了。第1ラウンド4オーバー76で73位タイと大きく出遅れた古閑が、この日は6アンダー66の猛チャージ。通算2アンダー8位タイへ急浮上した。首位は張娜（中）で通算6アンダー。

　今季トップ10フィニッシュが17試合中6回とやや調子の上がらない古閑だったが、最高のプレーを披露した。出だしの1番パー5でバーディを奪取し、快調な滑り出しを見せると、3、5番もバーディとする。後半に入っても勢いは衰えず、11番から3連続バーディを奪い、6バーディ、ノーボギーの6アンダー66。完璧なゴルフで通算2アンダー8位タイへジャンプアップし、逆転優勝を狙える位置につけた。今季初Vに向け最終ラウンドもエンジン全開で駆け抜け、今大会の初代チャンピオンに輝きたい。

　一方、前週のクラシエ フィランソロピーLPGAプレイヤーズ チャンピオンシップでツアー2勝目を飾った張娜は、2バーディ、ノーボギーの2アンダー70と安定したプレー。通算6アンダー単独トップで2週連続勝利へ王手をかけた。

　その他、1番から5連続バーディを獲った原江里菜が通算3アンダー3位タイ。現在賞金ランクトップの全美貞（韓）は4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73で古閑、福嶋晃子らと並ぶ、通算2アンダー8位タイで首位を追っている。