松山英樹 初日パーオン率72%も「アイアンが思ったよりキャリーが出て10ヤード飛んだ」
2017年5月12日(金)午後6:55
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「ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ」1日目、松山英樹は3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー。ホールアウト後には「スタートが良かったのでアンダーパーで回りたかった」と10番スタートのこの日、6mのパーパットを沈めて良い立ち上がりを見せると、続く11番でバーディ。昨年より大きく改修された1オン可能な12番パー4ではアイアンでティーショットを放ち、連続バーディを奪うが難関18番でダブルボギー。
続く1番でもボギーとスコアを落とす結果となった。それでも「しっかり自分の状態を上げていければ、上位に行けると思う」と51位タイから明日2日目に巻き返しをはかる。
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【松山英樹 1日目ホールバイホール】
大会初日、松山の18ホールに帯同したオンコースアナライザーの杉澤伸章の現地レポートをお届け。
杉ちゃんが行く!ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ 現地レポート
【オンコースアナライザー杉澤伸章】
スコアはイーブンパーでしたが、難コースTPCソーグラスで随所に世界トップランカーの実力を随所に見せてくれました。
「大会前に何度も練習してイメージがあった」と砲台グリーンの左サイドから狙った11番パー5の3打目アプローチ。カップをかすめてもう少しでチップインイーグルと見事でした。さらに、距離の短い4番パー4では残り123ヤードからグリーンの傾斜を利用してピンに寄せて見事バーディ。
最終9番パー5もピンまで28ヤードのバンカーから見事にパーセーブしました。ライも難しくてあごも高い距離のあるバンカーショットでしたがフォローを取らずにピンに寄せました。さすがは世界4位というショットでした。2日目につながるナイスパーセーブだったと思います。
前半はショットの状態はあまり良くなったですが、自分の調子を把握してうまくスコアメイク出来ていたと思います。昨年の難易度1位の18番はティーショットが池に入ってしまいましたが、他のホールはしっかりとリスクマネジメント出来ていました。
18番でダブルボギーの後はショットが良くなったと思います。打った後に手が離れるシーンも後半は全くありませんでした。とくにティーショットは気持ち良く振り抜けていました。ここ最近で初日からこんなに振れていることはないので、4日間が楽しみです。
「前半はパッティングが悪くなかったけど、後半はタッチが狂い始めた」と4番バーディの後、5番から8番までバーディチャンスにつけながらも惜しいパットが続きました。プレー中には左手一本でパッティングのストロークをチェックするシーンも見られました。
ホールアウト後には昼食を取らずすぐに練習場へ向かってアプローチ、ショット、パッティングといつものルーティンで調整。
松山選手に話を聞くと「アイアンが思ったよりキャリーが出て、10ヤードくらい距離が違った」と話していました。今日はいつもより湿度が低くて乾燥していたことが影響したかもしれません。
それでも、初日のパーオン率は72.22%(20位)とグリーンをとらえる回数は多かったです。TPCソーグラスはピンポイントで狙うショットを要求されるコースなのでショットの距離感が初日より良くなってくれば、2日目以降のビッグスコアも期待できると思います。
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