公傷制度でツアー参戦の石川遼は残り10試合へシーズン折り返し
2017年3月27日(月)午後9:05
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メジャー初戦「マスターズ」を翌週に控え、欧州勢も多く参戦。 テキサスが熱く燃える1週間となる。グリーン周りの芝は刈り込ま れ、開催コースの「ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン」はオーガスタ仕様に準備される。
昨年は、ジム・ ハーマンがプロ転向16年目にしてツ アー初勝利を獲得。オーガスタ行きの最終チケットを掴んだ。マスターズ出場権のない選手にとってはラストチャンス、マスターズ出場組はメジャー初戦の戦いを占う重要な一戦となる。日本からは石川遼が参戦。
今季は「公傷制度」によりPGAツアーへ参戦している石川。2016-17シーズンの出場試合数は20試合と限られている。
先週出場した「プエルトリコオープン」はWGC開催週のためポイント獲得のチャンスだったが、初日に「74」(2オーバー)と出遅れると、2日目は「70」とスコアを伸ばすも通算イーブンパーの100位で予選落ち。
今季はここまで10試合に出場して、初戦の「CIMBクラシック」10位タイが最高位。予選落ちは4回でフェデックスカップランキングは125位と苦戦を強いられている。
【石川遼2016-17シーズン成績】
CIMBクラシック【10位T】
シュライナーズ・ホスピタル【CUT】
OHLクラシック【50位T】
キャリアビルダーチャレンジ【50位T】
ファーマーズインシュランスオープン【20位T】
フェニックスオープン【CUT】
ジェネシスオープン【CUT】
ホンダクラシック【37位T】
バルスパー選手権【69位】
プエルトリコオープン【CUT】
プエルトリコオープンの2日目終了後には「出だしの1番と2番ホール以外は良いゴルフができた。ショットの内容はすごく良くなっている」とショットのへの手応えを語っていた。
今週開催の「シェルヒューストン」は2014年の31位がベストフィニッシュで、過去に2度の予選落ち(2013年、2015年)と石川が苦手としているコースだ。
「ショットのロングゲームが鍵を握るコース。自分にとっては難しく感じるコースだけど、今のショットでどれくらい通用するのか楽しみだし、チャレンジしていきたい」と前向きなコメント。
出場試合数が少ない石川にとって、残り10試合でシード獲得を目指すことになるだけに、今大会での上位フィニッシュを期待したい。
(写真:Getty Images)