開催コースの標高はなんと2,300m!今週のWGCは飛距離に注目
2017年2月27日(月)午後8:37
昨年11月の「WGC HSBCチャンピオンズ」で松山英樹がアジア人初となる世界ゴルフ選手権シリーズを制したのは記憶に新しい。同シリーズの2017年初戦が現地時間3/2(木)にメキシコで開幕する。
ゴルフネットワークの中継で解説を務める佐藤信人プロに大会の見どころを聞いた。
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開催コースの標高はなんと2,300m!
昨年までアメリカのフロリダ州で開催されていましたが、今年からトーナメントの舞台をメキシコに移して「WGCメキシコチャンピオンシップ」として開催されます。
開催コースの「クラブデゴルフ・チャペルテペック at メキシコ」は1928年に作られた古いコースで、距離は7,330YのPar71です。コースがあるメキシコシティは標高が2,300mと高く、富士山の6合目辺りでゴルフをする感じです。標高が高いということは通常よりもボールが飛びます。
国内男子ツアーの「フジサンケイクラシック」が開催されている富士桜カントリー倶楽部もボールがよく飛びますが、そこで標高900mくらいですから今大会のコースではかなりボールが飛ぶので、7,330Yの距離も全く長くは感じないでしょう。
距離が出ることは良いですが、いつもと距離感が変わってくるので番手選びなどセカンド以降のマネジメントがポイントになってきます。ほとんどの選手が初めてプレーするコースだと思うので、練習日はみんなドライビングレンジでトラックマンを使ってボールの飛び具合を計測すると思います。
各選手がどれだけ飛ばしてくるのか注目しながらTV観戦するのも面白いでしょう。
世界ランキング1位のD.ジョンソンの飛距離にも注目
【2015-16シーズン ドライビングディスタンス】
1位 J.B.ホームズ(314.5Y)
2位 ダスティン・ジョンソン(313.6Y)
3位 トニー・フィナウ(312.6Y)
4位 バッバ・ワトソン(310.6Y)
マスターズ前哨戦、世界ランキング上位者が集結
そして、今大会の見どころは何と言っても豪華なフィールドです。4月の「マスターズ」を見据えてワールドランキング上位者がWGCに集まってきます。
残念ながらジェイソン・デイはインフルエンザで欠場となりましたが、世界ランキング50位以内のデイを除く49人が出場予定です。ここまでフィールドが厚い試合は今年初めてですね。どういったペアリングになるか楽しみですし、予選ラウンドから目が離せません。
WGCメキシコ選手権でツアー復帰のR.マキロイ
松山英樹選手をはじめ、ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、リッキー・ファウラーら実力者たちは今年に入って優勝していますし、ろっ骨の疲労骨折で1月中旬からツアーを離脱していたローリー・マキロイも復帰します。今年の「マスターズ」を占う前哨戦ともいえる今大会、どんな戦いになるのか。
27日付けの世界ランキングで4位に上がった松山選手。中嶋常幸プロと並んで日本人最高となりましたが、現在の世界ランキングは上位6人が僅差なので、WGCは加算ポイントが大きい大会ですし、今大会の成績次第ではさらなるランキングアップも期待できます。
WGC HSBCチャンピオンズで優勝した松山英樹
「ジェネシスオープン」では悪天候でアンラッキーな部分もあって予選落ちとなりましたが、一週間休んで気持ちもリフレッシュしてメキシコに入ってくるでしょう。11月の「WGC HSBCチャンピオンズ」に続くWGC2連勝の可能性も充分にあります。
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