石川遼2017初戦は20アンダー超え必至のプロアマ戦、ポイントは広いフェアウェイに惑わされないこと
2017年1月17日(火)午後5:01
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石川遼が2017年初戦を迎える「キャリアビルダーチャレンジ」は通常のトーナメントとは異なりプロアマ形式で行われる。
初日から3日目までの予選ラウンドを3つのコースを使用しプロアマ形式でプレー、最終日はメイン会場となるPGAウェスト・スタジアムコースを舞台にプロのみで争われる。混戦となった昨年大会では、ジェイソン・ダフナーがデビッド・リングマースをプレーオフで下し、2013年の「全米プロ」以来となるツアー4勝目を飾った。例年ビッグスコアが出る本大会、今年も熾烈なバーディ合戦が予想される。
大会の解説を務める杉澤伸章氏に今大会の見どころについて話を聞いた。
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ビッグスコアの裏に丁寧なマネジメントあり
例年、優勝スコアが20アンダーを超える本大会。熾烈なバーディ合戦が予想されるが、スコアが出やすいからこそマネジメントとコースへの柔軟性が重要になってくると指摘。
【過去5年間の優勝者】
2016年 J.ダフナー -25
2015年 B.ハース -22
2014年 P.リード -28
2013年 B.ゲイ -25
2012年 M.ウィルソン -24
「スコアが出る大会なのでプレーが大雑把になりやすいですが、ビッグスコアの裏には丁寧なマネジメントがあります。このコースでは5m以内のバーディパットを何回打てるか、いかにバーディチャンスを作るかがポイントになってくるので、ティーショットからの組み立てが大事です。」
広いフェアウェイに惑わされないこと
「一見、コースがとても広いように見えますがグリーンのアンジュレーションがきついので、ピンポジションによってティーショットの狙い所も重要になってきます。同じフェアウェイでも右サイドか、左サイドなのかをしっかりと考えてマネジメントしないとパーセーブは出来てもバーディは取れません。優勝争いに絡んでいくためには、広いフェアウェイの中でも自分でフォーカスを決めてプレーしていくことが大切です。」
ドローとフェードの打ち分け、柔軟性のある選手が有利
通常2日間の予選ラウンドが今大会は3日間あり、3つの異なるコースをアマチュアと一緒にプレーします。
【開催コース】
PGAウエスト スタジアムコース(7,300Y PAR72)
PGAウェスト ニクラスコース(7,204Y PAR72)
ラキンタCC(7,060Y PAR72)
「それぞれ特徴のある3コースなのでドローとフェードを両方打てる選手が有利です。状況によって球筋を変えて打ち分けていける選手、柔軟性がある選手が合っているコースですね。それぞれのコースに適応していく順応力が試されます。」
プロアマ大会ならではの戦い方
「プロアマ大会は2つの見方があります。1ラウンド6時間近くかかるので集中力を欠いてしまうデメリットもあれば、通常のトーナメントと違ってアマチュアと一緒にプレーするのでリラックスしてプレーできるという選手もいます。予選ラウンドの3日間で3コースを回るので選手にとっては正直タフです。練習ラウンドをしないコースもありますし、毎年出場している選手は良いですが、そうではない選手の場合、コースを熟知することは出来ないので予選ラウンドは比較的セーフティな攻め方になります。」
沖縄合宿の成果を1つでも良いので出して欲しい
「2017年初戦を迎える石川遼選手ですが、ワールドカップで松山英樹選手から受けた刺激が非常に大きいので12月の沖縄合宿は例年以上に中身の濃いものになったと思います。キャンプの成果が少しでも出れば本人の中で自信になるし、石川選手にとって今年PGAツアーを戦う上で良い弾みになると思います。
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