【動画】地元ベ・サンムンが「大事なパット」を沈めて、インターナショナルチームに勝利をもたらす! 米国チームの1ポイントリードで3日目へ
2017年1月11日(水)午後1:31
2年に1度行われる米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)の対抗戦、ザ・プレジデンツカップが現地時間9日、韓国のジャック・ニクラウスGCコリアを舞台に2日目の競技を終了。フォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)で5マッチが行われ、インターナショナルチームが3勝1敗1分けと勝ち越して、通算ポイントで4.5ポイント対5.5ポイントと差を縮めた。
第1試合には、前日のフォーサムマッチで勝利したジョーダン・スピース(米)&ダスティン・ジョンソン(米)ペアが登場。しかし、ルイス・ウーストハウゼン&ブランデン・グレイスの南アペアに対し、前半最後の9番でリードを奪われると、続く10番でもグレイスがバーディを奪って差を広げる。その後も、勝負どころでバーディが奪えず、14番でウーストハウゼンにバーディをマークされて万事休す。4アンド3でインターナショナルチームが2日目最初のポイントを奪取した。
勢いに乗りたいインターナショナルチームは、続く第2試合で地元のベ・サンムンと韓国生まれのダニー・リー(ニュージーランド)ペアを送りこむ。一時は、リッキー・ファウラー(米)&ジミー・ウォーカー(米)コンビに2ダウンとリードを許すが、10番でベ・サンムンがチップインバーディを奪取。オールスクエアで迎えた最終18番では、再びベ・サンムンが約3.5メートルのパットを沈めて勝利を奪った。
勝負を決めるパットを沈めたベ・サンムンは「どうしても決めないといけない大事なパットだった。今日はあまりパットを決められていなかったので、緊張もした」と振り返ると、それを見守ったリーも「最後はベ・サンムンに全てを託した。彼のおかげだ」と勝利の立役者を称えた。
第3試合では、前日勝利したフィル・ミケルソン(米)&ザック・ジョンソン(米)のペアが、ジェイソン・デイ&アダム・スコットペアと対戦。オールスクエアで迎えた7番でミケルソンが別のボールを使用したことで1ホールのペナルティを科せられ2ダウンとなるも、そこから盛り返し引き分けで終了。第4試合では、バッバ・ワトソン・ワトソン(米)&J.B.ホームズ(米)が、マーク・リーシュマン(豪)&スティーブ・ボウディッチ(豪)を2アップで下した。
そして、迎えた第5試合のトンチャイ・ジャイディ(タイ)&チャール・シュワーツェル(南ア)対ビル・ハース(米)&クリス・カーク(米)の戦いは、前半を1アップで折り返したインターナショナルチームが、後半もリードを守り切って2アンド1で勝利。初日は3ポイントビハインドと出遅れたインターナショナルチームだったが、2日目で盛り返し、1ポイント差でフォーサムとフォーボールの計8試合が行われる3日目へ向かうこととなった。
Win
Score
Lose
ルイス・ウーストハウゼン/ブランデン・グレイス
4 and 3
ダスティン・ジョンソン/ジョーダン・スピース
ダニー・リー/ベ・サンムン
1 up
リッキー・ファウラー/ジミー・ウォーカー
ザック・ジョンソン/フィル・ミケルソン
引き分け
アダム・スコット/ジェイソン・デイ
J.B.ホームズ/バッバ・ワトソン
2 up
マーク・リーシュマン/スティーブ・ボウディッチ
トンチャイ・ジェイディ/チャール・シュワーツェル
2 and 1
ビル・ハース/クリス・カーク
「ザ・プレジデンツカップ」4日間全ラウンド独占生中継!2日目の再放送は本日9日(金)午後9時からお届け!スマホ・PC・タブレットでも配信!
2年に1度行われる米国選抜と世界選抜の対抗戦。1994年に初開催されてから今年で11回目の開催だ。今年の開催コースは、韓国のジャック・ニクラウスGC。同大会がアジアで開催されるのは初となる。通算戦績は、米国選抜の8勝1分1敗と、世界選抜は大きく水をあけられる結果になっているが、全米プロでメジャー初制覇を達成したジェイソン・デイ、アダム・スコットら豪州勢、ルイ・ウーストヘイゼンら南アフリカ勢に加え、松山英樹なども加わり、かつてない戦力を誇る世界選抜は、過去最強との呼び声も高い。ジョーダン・スピース、ザック・ジョンソン、ジェイソン・デイ・・・今年の全英オープンで最終ホールまで優勝争いをした上位5名は、全員プレジデンツカップメンバーだ。ライダーカップをも上回るハイレベルな戦いとなるかもしれない!