【動画】「しばらくぶりの優勝争い」へ 松山、ショットに苦しみながらも5打差6位タイで最終日迎える
2017年1月11日(水)午後3:09
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米男子ツアーのドイツバンク チャンピオンシップ PLAY OFF第2戦が現地時間6日、マサチューセッツ州のTPCボストンを舞台に第3ラウンドの競技を終了。松山英樹は2アンダー69とスコアを伸ばし、通算8アンダー6位タイで最終日を迎えることとなった。
前日にイーグル締めの「65」を叩き出し、10位タイでこの日を迎えた松山。この日は序盤からパーを並べ続ける我慢の展開を強いられたが、9番パー4で2打目をピンそば約2.5メートルに寄せてバーディとすると、直後の後半10番では5メートル強のバーディパットを沈めて立て続けにスコアを伸ばす。
しかし、その後の14番パー4ではティーショットを右のネイティブエリアに打ち込み、4オンからこの日最初のボギー。それでも直後の15番バーディで遅れを取り戻すと、16番で再びスコアを落とすも、18番パー5では2オンからイーグルチャンス到来。残り約6メートルのパットはわずかにカップを外れたものの、きっちりバーディを奪い、4バーディ、2ボギーの2アンダー69のラウンドとなった。
「バーディチャンスも少なかった。長いパットでなかなか入る距離でもなかったので仕方ない」とこの日の前半を振り返った松山。序盤はショットで寄せ切れずパーを続ける展開となり、1日を通じたストローク・ゲインド・ティー・トゥ・グリーンはマイナス0.410とショットでリズムをつかめなかったことは数字にも表れている。
それでも、持ち味を発揮しきれない中で優勝争いに食い込んだ松山は「(ショットは)良くはなっているが、ボールの行方がずれたりして、後半の何箇所かは自分が思ってもない球だった。ただ、それ以外は納得している感じなので明日が楽しみ」と最終日に意気込み。「しばらくぶりの優勝争いなのでどうなるか分からないが、午前中のうちにしっかり追いついて、後半に勝負をかけられるようなゴルフがしたい」と逆転での今季初勝利に意欲を見せている。
一方、前日に「74」と崩れ、59位タイでこの日を迎えたローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算2オーバー64位タイに後退。2オーバーで迎えた上がり2ホールを連続バーディとし、3バーディ、3ボギーのイーブンパー71と何とかオーバーパーは免れたが、順位を上げることは出来なかった。
通算13アンダーの単独トップに立ったのは2013年の年間王者ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。1打差の単独2位にリッキー・ファウラー(米)、さらに1打差にマット・ジョーンズ(豪)、ショーン・オヘア(米)が続く。世界No.3のジェイソン・デイ(豪)はこの日2つスコアを落とし、通算4アンダー25位タイとなっている。
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