国内3勝も米ツアー出場権は獲得できず ?金庚泰?
2017年1月7日(土)午後4:29
2015年に国内ツアーで5勝と圧倒的な強さを見せ賞金王に輝いた金庚泰(韓)。2年連続賞金王と米ツアーの出場権獲得を目指した2016年はツアー3勝をマークしながらも、悔しい結果となった。
2016年の国内開幕戦となった「東建ホームメイトカップ」で、金は3日目終了時点で単独トップに。最終日は「65」と猛追してきた近藤共弘に並ばれて72ホールをを終えたが、プレーオフ3ホール目でパーセーブを逃した近藤に対して、金はしっかりとパーパットを沈めて勝負を決めた。
さらに2戦後の中日クラウンズでは、片岡大育が終盤までトップを走っていたものの17番でダブルボギーを喫したことで追いつき、この試合でもプレーオフを制して優勝。早くも2勝目をマークすると、5月の「?全英への道? ミズノオープン」では首位タイから出た最終日を逃げ切り3勝目。開幕戦からの出場4試合で3勝というハイペースで白星を重ねた。
すると6月からは米ツアー出場権を獲得するために、同ツアーの大会に出場。全米オープンでは予選落ちとなったが、WGC-キャデラックチャンピオンシップでは21位タイ、全英オープンでは53位タイに入ってポイントを稼ぎ、ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズへの出場権を獲得した。しかし、入れ替え戦では初戦を39位タイで終えると、第2戦は53位タイに。第3戦は予選落ちとなると、最終戦は中止となり米ツアーへの切符を掴むことはできなかった。
そして、シーズン終盤は逆転での賞金王を目指し、最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップで2位タイに入るなどしたが賞金ランキング3位で終戦。それでも、3勝は池田勇太、谷原秀人と並びトップタイで、国内ではトップクラスであることを証明した。2017年は2年ぶりとなる賞金王を目指す。
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(写真:Getty Images)