【動画】松山、「67」で2位タイ急浮上! 世界王者J.デイと最終組対決へ
2016年10月23日(日)午後3:54
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米男子ツアーの“第5のメジャー"ことザ・プレーヤーズチャンピオンシップが現地時間14日、フロリダ州のTPCソーグラスで順延となっていた第2ラウンドと第3ラウンドの競技を終了。暫定33位タイから出た松山英樹は「67」とスコアを伸ばし、トップと4打差の通算10アンダー2位タイで最終日を迎えることとなった。
初日23位タイから順位を下げていた松山がムービングサタデーで巻き返した。前日に第2ラウンドを「71」で締め、迎えた第3ラウンド。午前アウトスタートの松山は出だし1番で1.5メートルにつけてバーディ発進を切ると、2番、3番も立て続けに伸ばして3連続バーディ。その後は4番ボギーなどで一歩後退も、前半2アンダーと順調な折り返しを見せる。
すると後半、10番で約6メートルを沈めると、勢いそのままにこの日2度目の3連続バーディを奪取。以降は最後までパープレーとチャンスを決め切れない場面もあったが、7バーディ、2ボギーの内容で上位を追い上げた。この日は特に遅い時間帯の組がスコアメイクに苦しみ、第3ラウンドの平均スコアは「75.59」。高速グリーンなどの難条件下で猛チャージを見せた松山は、首位ジェイソン・デイ(豪)との最終日最終組が決まっている。
競技後、松山は「グリーンがここまで速くなるとは思ってなかったので少し戸惑った。早く出れたことは大きかった」と、やはり午前スタートは追い風になった様子。この日は、初日から使用していた新パターを本来のものに戻したが、「(今日のプレーは)良いか悪いかで言うと良くない。昨日まで使ったパターでやればもう少し良いストロークが出来ると思うけど、やっぱり何か違うかな…と。良くても悪くても元のものでどうなるか確認したかった」という。
また、練習場で「最悪だった」というショットは「コースに出て1番、2番で思うように打てなかったが、3番のショットでチャンスにつけてバーディを獲れたことでその後リズム良くプレー出来た」。「このコースはプレッシャーがあるのとないのとでは全然違う。その中でミスは出ると思うが、そこからどうやって気持ちを切り替えるかに集中したい」と今季2勝目をかけた最終日へ気を引き締めている。
今季3勝目へ王手をかけたデイは、第2ラウンドの15番からプレーを再開。そのホールをバーディとし通算15アンダーで第3ラウンドを迎えると、3番のボギー先行から6番、8番でダブルボギーを喫し、3オーバーでハーフターン。それでも後半、11番パー5でバンカーからの3打目を1メートルに寄せてバーディとすると、16番パー5でもスコアを伸ばし、トータル4バーディ、1ボギー、2ダブルボギーでホールアウト。後続に4打差をつけてトロフィに大きく近づいた。
通算10アンダーの2位タイには、この日のベストスコアとなる7アンダー「65」を叩きだしたケン・デューク(米)、「67」で回った松山英樹、アレックス・チェイカ(独)が並んだ。トップと5打差の単独5位には、フランセスコ・モリナリ(伊)がつけている。第2ラウンドで「64」をマークしたローリー・マキロイ(北アイルランド)は3オーバー75とスコアを落とし、通算5アンダー15位タイに後退。今季2勝のアダム・スコット(豪)は通算3アンダー23位タイとなっている。
飛ばし屋のバッバ・ワトソン(米)は2オーバー74とスコアを落としながらも、通算2アンダー34位タイに浮上。昨季全英王者のザック・ジョンソン(米)は通算イーブンパー45位タイ、ダスティン・ジョンソン(米)とジャスティン・ローズ(英)は通算1オーバー55位タイに沈んでいる。
一方、ディフェンディング・チャンピオンのリッキー・ファウラー(米)、世界ランキングNo.2のジョーダン・スピース(米)、マスターズ覇者のダニー・ウィレット(英)、フィル・ミケルソン(米)、パトリック・リード(米)は、いずれも1ストローク及ばず予選落ちとなっている。
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ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ 放送予定
3日目 5月15日(日) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
最終日 5月16日(月) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
写真提供:Getty Images