「PGAツアー3勝よりも価値がある」優勝キャディ・杉澤伸章がみたゴルフワールドカップ
2016年12月1日(木)午後4:34
11月24日よりオーストラリア・メルボルンで開催されるゴルフ国別対抗戦「ISPSハンダ ゴルフ ワールドカップ」。日本のエース松山英樹が石川遼をパートナーに指名し、夢のタッグが実現することで話題となっている。
過去に日本代表は1957年の中村寅吉と小野光一、2002年の伊澤利光と丸山茂樹が優勝を飾っている。日本の若き両雄が3度目の世界制覇へ力をあわせる大会を前に、2002年大会に丸山茂樹のキャディを務めた杉澤伸章氏に見どころを聞いた。
国を代表する責任「普段のトーナメントにはない緊張感、一打一打にかかるプレッシャー」
2000年に優勝したタイガーとデュバルは仲が悪いと言われていたのにペアを組むほどゴルフW杯は本気モードの雰囲気で、2002年もフィル・ミケルソンとデビッド・トムズのペアや、ジャスティン・ローズ、ビジェイ・シンらレベルが高いフィールドでした。各国の強豪を相手に勝利したW杯の優勝は、丸山さんにとってPGAツアーの3勝よりも価値のあるものだったと思います。
国を代表して戦うW杯は背負っているものが大きく、いつもとは違うメンタルになります。2002年に優勝した時も、リードして迎えた最終日の最終ホールで、丸山さんはこれまで見たことのないくらい緊張していました。
とにかくボギーを打たないよう、丸山さんがティーショットで左の池を避けて右ラフに打つと、続くセカンドの伊澤さんも左を避けて、グリーン右へ。3打目は残り20ヤードくらいの上りのアプローチに・・・普段のトーナメントではどうってことのない一打ですが、丸山さんにとっては一緒に戦ったチームのため、日本のファンのためにと、いろんなものを背負って打った渾身の一打だったと思います。
ピンそばにつけた丸山さんがものすごいガッツポーズをしたのを見て鳥肌が立ったし、一番感動しました。
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