J.スピースが記録的V! 史上2人目の通算30アンダーで8打差圧勝飾る
2016年10月3日(月)午前9:00
米男子ツアーの2016年初戦、ヒュンダイ トーナメント オブ チャンピオンズが現地時間10日、ハワイ州のプランテーションコース・アット・カパルアで最終ラウンドの競技を終了。単独トップから出た世界王者ジョーダン・スピース(米)が通算30アンダーにスコアを伸ばし、後続と8打差で今季初勝利を飾った。
トップ(タイ含む)で最終ラウンドに入った直近4戦全てを勝利しているスピース。5打のリードを手に迎えたこの日は一人旅状態も予想されたが、前半を終えてパトリック・リード(米)に3打差まで迫られる展開に。それでも10番で5メートル弱を沈めて4打差とすると、後半勢いを失ったリードを尻目に上り4ホールで3バーディを重ね、7バーディ、1ボギーの6アンダー67でツアー通算7つ目のトロフィを掲げた。
米男子ツアーで通算30アンダー以下(パー72)を記録したのは2003年に通算31アンダーをマークしたアーニー・エルス(南ア)に次いで史上2人目の快挙。初日から伸ばし合いが続く中、最終日を前に30アンダーが目標と話していたが、言葉通りのビッグスコアに「達成できるとは思わなかった」と驚く様子を見せている。
これで同ツアー出場77試合目にして通算7勝を記録したスピース。かつての世界王者タイガー・ウッズ(米)は38試合で7勝を挙げており、これについては「足元にも及ばない。比べるには早すぎる」と話しているが、一時代を築いたタイガーと比較されること自体が素晴らしいキャリアを送っていることの何よりの証明だろう。
逆転を目指した昨季覇者リードは、前半のうちに4つ伸ばしてスピースとの差を詰めたものの、バックナインでは序盤から伸び悩み15番でボギーが先行。結局、後半はイーブンパーのラウンドで連覇には遠く及ばず、15番のボギーが今週唯一のものだったことからもスピースの強さが際立つ内容となった。
前日に「63」の猛チャージをかけたブルックス・ケプカ(米)はこの日2つ伸ばすにとどまり、ブラント・スネデカー(米)とともに通算21アンダー3位タイに入った。通算20アンダーの単独5位はリッキー・ファウラー(米)。世界ランキングNo.2のジェイソン・デイ(豪)は1イーグル、6バーディの「65」をマークするも予選ラウンドでの出遅れが響き、バッバ・ワトソン(米)、ダスティン・ジョンソン(米)らと並ぶ通算15アンダー10位タイとなっている。
「ヒュンダイ トーナメント オブ チャンピオンズ」1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト!大会最終日の模様は本日11日(月)午後11:00?ダイジェストでお届け!!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
最終日 1月11日(月) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
写真提供:Getty Images