ゴルフ界のカリスマ、グレッグ・ノーマン（豪）がホストを務めるオフ恒例のビッグイベント、ザ・シャーク・シュートアウト（フロリダ州、ディブロンGC）は現地時間11日、ベターボール方式（2人のうち良い方のスコアを採用）で第2ラウンドの競技を行い、連覇を狙うスティーブ・ストリッカー＆ジェリー・ケリー（ともに米）組とフレッド・ファンク＆ケニー・ペリー（ともに米）組が通算18アンダーで首位に並んだ。

　1打差の単独3位にダスティン・ジョンソン（米）＆イアン・ポルター（英）組がつけたが、最年少のリッキー・ファウラー＆ブッバ・ワトソン（ともに米）組はビッグスコアが続出したフォーマットで全く良いところなく通算8アンダー止まり。出場12組中最下位に後退した。そのため、前日最下位のグレッグ・ノーマン（豪）＆マット・クーチャー（米）組は1つ順位を上げ通算9アンダー11位に浮上した。

「お互いがお互いを補い合いながらゴルフをするのは楽しいね」と初日に引き続き首位の座を守ったベテランのストリッカー＆ケリー組。しかし、この日ベストスコアタイの10アンダー62をマークしたシニアコンビ、ファンク＆ぺリー組も負けていない。「勝つにはパットが好調でなければならない。我々は今週パットの調子がすこぶる良い。あとはティーショットさえ曲げなければチャンスが広がる」とぺリーが話すように、ベテラン勢の鼻息は荒い。

　スクランブル方式（2人がティーショットを打ち良い方のボールを選択。そこから再び2人でショットを放ち、良い方のボールを選択するフォーマット）で行われる最終ラウンドも、派手なバーディ合戦が繰り広げられることになりそうだ。