激闘を制して全米プロゴルフ選手権王者となったキーガン・ブラッドリー（米）が、米国時間15日発表の最新世界ランキングで79人抜きを演じて見せた。

　米男子ツアー今季最後のメジャーで、ジェイソン・ダフナー（米）とのプレーオフを戦い抜いたブラッドリー。昨年のマスターズを制したフィル・ミケルソン（米）以来となる、米国勢のメジャータイトル獲得で何とか母国の名誉を保つと同時に、同ランキング108位から29位タイへとジャンプアップした。

　また、ブラッドリーにプレーオフで敗れ、同ツアー初優勝を逃したダフナーも80位から38位へとランクアップしている。

　1位ルーク・ドナルド（英）、2位リー・ウェストウッド（英）のトップ2は変わらないが、全米プロ初日に単独首位に立ち、12位タイで大会を終えたスティーブ・ストリッカー（米）が、5位から3位へと浮上。このあおりを受けてマーティン・カイマー（独）が3位から4位、ローリー・マキロイ（北アイルランド）が4位から5位へと順位を落としている。

　日本勢は、全米プロゴルフ選手権初日に85の大叩きを演じ、予選落ちを喫した石川遼が3つ順位を落として43位。日本人でただ一人予選通過を果たしたものの、45位タイに終わった池田勇太も3ランクダウンして63位となっている。