ローリー・サバティーニ（南ア）が後続に5打差をつけ2年ぶりツアー通算6勝目に王手をかけた。

　米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシック（フロリダ州、PGAナショナル）は現地時間5日、第3ラウンドの競技を終了。前日トーナメントレコードの『64』をマークし単独2位に浮上していたサバティーニが、強風の中4アンダー66の好スコアをマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、独走態勢で単独トップに躍り出た。5打差の2位タイでY・E・ヤン（韓）とジェリー・ケリー（米）が続き、通算3アンダー単独4位にゲーリー・ウッドランド（米）。前日単独トップのルーキー、カイル・スタンレー（米）はスコアを4つ落として通算2アンダー単独5位に後退している。

　今週サバティーニは新しいパターに替えたばかり。この日はそのパターが火を吹き5メートルから10メートルのパットをジャストタッチで次々と沈め、2日連続でベストスコアをたたき出した。「普段ならパットを決めようと自分にプレッシャーをかけるんだが、これだけ風が吹くとベストを尽くして結果は神のみぞ知るといった心境になる。グリーン上でリラックス出来ているのが良いんだろうね」と好調なパットにご満悦のサバティーニ。このまま最後まで首位を守り切ることが出来るか注目だ。

　その他、今大会で単独3位以内に入れば世界ランクNo.1に再浮上するリー・ウェストウッド（英）は、上がり4ホール連続ボギーを叩き5オーバー75の大乱調。前日から22ランクダウンの通算4オーバー30位タイに後退した。また日本勢唯一予選を通過した藤田寛之がスコアを1つ伸ばし、通算2オーバー16位タイに浮上している。