連覇狙うR.マキロイ、J.デイらが準決勝へ J.スピースはベスト16敗退
2016年7月27日(水)午前11:27
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-デルマッチプレーが現地時間26日、テキサス州のオースティンCCを舞台に4日目の競技を終了。世界ランク1位のジョーダン・スピースがベスト16敗退となった一方、昨季覇者ローリー・マキロイ(北アイルランド)、世界No.2のジェイソン・デイ(豪)はベスト16、準々決勝を勝ち進み、両者は準決勝で激突することとなった。
タイガー・ウッズ(米)以来2人目の大会連覇を目指すマキロイ。ザック・ジョンソン(米)とのベスト16戦は序盤から主導権を奪い合う接戦となったが、オールスクエアで迎えた13番、相手のボギーで優位に立ったマキロイが、以降最後までリードを維持して1アップで勝利を収めた。
続く準々決勝は、ベスト16でビル・ハース(米)を破ったクリス・カーク(米)とのマッチに。1番で3メートル強のバーディパットを沈めるなど、4番までに2アップとしたマキロイだが、5番、9番を獲られたことでリードを失う。それでも直後10番バーディで再び優勢となると、12番から16番までの3バーディで突き放し、4アンド3の快勝でベスト4進出を決めた。「毎日少しずつ良くなっている」という上り調子でこのまま連覇達成となるか。
予選第2組を3戦全勝で勝ち抜いたデイは、ブラント・スネデカー(米)とのベスト16を1番から終始リードを続けて3アンド2で勝利。準々決勝はブルックス・ケプカ(米)と当たり、互いに譲らぬオールスクエアでの折り返しから、後半は10番バーディでのリードを、12番、15番と広げ、3アンド2で準決勝への切符を掴んだ。2014年以来の大会2勝目へ、まずはベスト4で強敵マキロイを退けなくてはならない。
3連勝で予選第1組を通過したスピースは、ベスト16でルイス・ウーストハウゼン(南ア)と対戦。立ち上がりの4番で先手を取られると、3連続含むこの日計7バーディを叩き出した相手の圧力に押し切られ、4アンド2で敗れた。この結果最新の世界ランクでは、スピースが1位から後退し、デイが世界王者に返り咲く見込みとなっている。
ウーストハウゼンは、ダスティン・ジョンソン(米)との準々決勝を2アンド1で勝利し、準決勝ではラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)と対戦する。第12組で松山を退けて決勝トーナメントに進んだカブレラ-ベロはアン・ビョンホン(韓/途中棄権)とのベスト16、ライアン・ムーア(米)との準決勝を制して準決勝に進んだ。
WGC-デルマッチプレー 4日目結果
WGC-デルマッチプレー 4日目結果 ※左側が勝利
準々決勝
ルイス・ウーストハウゼン 2 and 1 ダスティン・ジョンソン
ラファエル・カブレラ-ベロ 2 and 1 ライアン・ムーア
ローリー・マキロイ 4 and 3 クリス・カーク
ジェイソン・デイ 3 and 2 ブルックス・ケプカ
ベスト16
ルイス・ウーストハウゼン 4 and 2 ジョーダン・スピース
ダスティン・ジョンソン 3 and 2 パトリック・リード
ラファエル・カブレラ-ベロ 棄権 アン・ビョンホン
ライアン・ムーア 4 and 3 パットン・キジーア
ローリー・マキロイ 1 up ザック・ジョンソン
クリス・カーク 2 and 1 ビル・ハース
ブルックス・ケプカ 1 up マット・クーチャー
ジェイソン・デイ 3 and 2 ブラント・スネデカー
「WGC-デルマッチプレー」全ラウンドダイジェスト放送!大会4日目の模様は27日(日)午後11:00?放送!
ベスト16/準々決勝 3月27日(日) 午後11:00?深夜1:00
準決勝 3月28日(月) 午後11:00?深夜0:00
決勝 3月28日(月) 深夜0:00?1:00