ジム・フューリック（米）が、ライバルたちの高い評価を得てプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

　2010年シーズンはツアー3勝を挙げ、賞金ランキング2位に入ったフューリック。フェデックスカップ王者にも輝いてボーナス1,000万ドルを手にし、他に同賞にエントリーされていた賞金王のマット・クーチャー（米）、フィル・ミケルソン（米）、アーニー・エルス（南ア）、ダスティン・ジョンソン（米）らを抑えての受賞となった。

　フューリックはおよそ3年も勝利から遠ざかっていたが、3月のトランジションズ選手権で久々に優勝すると、マスターズ後のベライゾン・ヘリテイジで早くも2勝目。さらに9月に行われたプレーオフシリーズ最終戦のザ・ツアー選手権で今季3勝目を挙げていた。

　すでに獲得しているPGAオブ・アメリカのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーはポイント制だが、ジャック・ニクラウス・トロフィと呼ばれるこちらはライバルたちの投票で決まる。それだけにフューリックは「大きな意味がある。毎週戦っているライバルたちが投票してくれたんだからね」としみじみ喜びをかみしめていた。

　なお、ルーキー・オブ・ザ・イヤーにはリッキー・ファウラー（米）、チャンピオンズツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにはベルンハルト・ランガー（独）が選出されている。