世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズの今季初戦アクセンチュア・マッチプレー選手権は、ルーク・ドナルド（英）が復活優勝を飾り、マーティン・カイマー（独）が2位で最新の世界ランキングNo.1の座につくなど見どころ満載だった。しかし、大会の舞台となったザ・リッツ-カールトンGCドーブマウンテンとの契約は今季で終了。来季はどこで開催されるかは未確定だ。

　米男子ツアーのコミッショナーであるティム・フィンチェム氏は、「我々にとって最高のシナリオは、ここ（ザ・リッツ-カールトンGC）で開催を続けることだ」と口にしているが、テレビ中継の契約更改など問題は山積だ。

　各国のツアーが一緒になることでグローバル化を支え、ゴルフ界を発展させる目的で行われているWGCシリーズは、すでにHSBCチャンピオンズを中国の上海で行うなど、必ずしも米国だけを舞台と考えていない。また、選手に関しても米国最強の時代は終わり、最新の世界ランクトップ10のうち、米国勢はたったの4人というのが現実だ。それだけに、今後の舞台は世界中どこに行ってもおかしくない状況で、日程に関しても確かなことは言えないのが現状のようだ。（STATS-AP）