石川遼独占インタビューVol.02 新たに取り入れたルーティンとは?「何度もこのボールを打っていると思ってアドレスに入る」
2016年3月1日(火)午後6:35
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シーズン最終戦の土壇場でシード権を獲得した石川遼。
優勝を目指して臨んだ2015年だったが、思うような結果を出すことができず、石川にとって苦しい一年となったが、その厳しい経験が石川を大きく成長させた。
“攻める"ことの大切さを改めて痛感
シード権獲得に捉われるあまり、いつの間にか消極的なゴルフになってしまっていた石川はシーズンを通して“攻めの姿勢でベストを尽くす"ことの大切さを改めて感じた。
PGAツアー2014-15シーズンの戦いを終え、「自分にとっての強みは後先考えずに思い切り振っていくこと。それが自分にとっての原点だし、PGAツアーで戦う上で極めていく部分。」と感じた石川は、今季国内ツアー初戦となった「ANAオープン」であることを決めたという。
「ANAの時は予選落ちしても良いから、とにかくドライバーを振り抜くことだけを考えてプレーしようと決めていた。試合が始まるとショットは曲がって、2日目のフェアウェイキープ率は(21.43%で110位タイと)最下位に近いくらいだったけど、“ゴルフはここからだ!"と思って何も気にすることは無く良いプレーが出来た。」とショットを曲げながらも、4日連続で60台をマークし、見事に優勝を果たした。
原点回帰を誓った石川はその後の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」でもメジャー初優勝を成し遂げ、国内ツアーでは優勝2回、2位が1回とアメリカでの苦労を払拭するかのようなプレーで2015年の戦いを終えた。
ショットを打つ前に体の動きとボールの弾道をイメージする
「JTカップは2015年のベストプレーだった」と振り返った石川。プレースタイル以外にも新たな変化が。
国内メジャー初Vにも繋がった石川が新たに取り組むルーティンについて話をきいた。
意外にもこれまでは決まったルーティンが無かったという石川。“トップの位置はここ"とか、“インパクトの手の動きはこう"とか、素振りを含めて全てスイングの予習だったという。
「今まではショットを打つ前にボールの後ろからイメージを出していなかったけど、今は頭の中でティーショットを打つ前に体の動きや弾道をイメージしてアドレスに入っている。アドレスに入ったら、イメージした体の動きを実行するだけで他のことは考えない。」
ルーティンを取り入れた理由については、「何もイメージしないで“この球を初めて打つ"と思ってアドレスに入ると、本当にイメージしたボールが出るのかなと不安要素が出てしまいリズムが悪くなる。5球、10球と何度も打っていると思ってスイングに入るようにしたら、ボールのイメージがはっきりとわかるようになった。」と今ではその考え方やショットを打つまでの動きがルーティンになっているようだ。
(石川遼の挑戦?Go beyond the borders?より)
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124位ギリギリでシード権を獲得したPGAツアー3年目のシーズン。優勝するために必要なこと、昨シーズンからの心の変化など石川本人が語る。苦悩の一年を経て、石川が見出した一筋の光・・・、“2016年は原点回帰"と語ったその理由とは?
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