海外女子

野村が「65」の猛チャージでツアー初優勝！　世界女王L.コを抑える

2016年2月17日（水）午後0:10

　米女子ツアーのISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンが現地時間21日、オーストラリアのグランジェGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。野村敏京が7アンダー65で回り、通算16アンダーでツアー初勝利を挙げた。

　最終組でトップタイから出た野村は4番までパープレーが続いたものの、5番パー5でバンカーからの3打目をピンそばに寄せてバーディが先行。勢いに乗って続く6番でもスコアを伸ばすと、前半最後の9番では距離のあるパットを沈めてバーディとし、単独トップで前半を折り返す。

　サンデーバックナインに入り10番でもバーディを奪うと、1つ前の組でプレーするリディア・コ（ニュージーランド）に追いつかれた場面もあったが、13番のバーディで再び単独トップに。さらに15番からロングパットを沈めるなど3連続バーディを奪取し、8バーディ、1ボギーの内容でロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のコを見事に抑えた。日本人選手としては2012年8月の宮里美香以来となる優勝トロフィを、米ツアー3年目にして獲得した。

　その他の日本勢は、48位タイから出た宮里美香が4バーディ、3ボギーの1アンダー71で回り、通算イーブンパー42位タイ。同じく48位タイから出た永井花奈は2バーディ、2ボギーのイーブンパー72で通算1オーバー47位タイとなっている。また、66位タイからスタートした酒井美紀は6バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフながら1アンダー71で通算2オーバー54位タイに順位を上げ、大会を終えている。

　通算13アンダーの単独2位にコ。通算9アンダー3位タイには、カリー・ウェブ（豪）とダニエル・カン（米）が入っている。「68」で回ったチャーリー・ハル（英）は、ダニエル・カン（米）らと同じ通算8アンダー4位タイ。5アンダー67とスコアを伸ばしたブルック・ヘンダ?ソン（カナダ）は、通算7アンダーでジェニー・シン（韓）らと並び9位タイとなっている。