「今回のような勝ち方は特別な気分」D.ウィレットが激闘を制しツアー4勝目!
2016年2月29日(月)午後0:49
欧州ツアーのオメガ ドバイデザートクラシックが現地時間7日、UAEのエミレーツGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。28歳のダニー・ウィレット(英)が3アンダー69をマークし、通算19アンダーでツアー通算4勝目を飾った。
後続と1打差の首位でスタートしたウィレットは、2番ホールでボギーを叩くも、4番と5番で連続バーディを奪い、前半を2アンダーでハーフターン。後半でも12番、13番で順調にバーディを重ね、一時はその差を3ストロークまで広げた。
しかし、ウィレットが14番をボギーとすると、前の組でプレーするアンディ・サリバン(英)が続く15番でバーディを奪ったことにより、状況は一変。同組のラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)も前半をパープレーで折り返したものの、13番でバーディを奪い、17番もバーディとしたことにより、ウィレットは2人から1打差まで迫られた。
そこからさらに状況は緊迫。サリバンが最終ホールのバーディでトップに並び、カブレラも上がり2ホールを連続バーディ。ウィレットが勝利するには最終ホールで4.5メートルのバーディパットを沈めなければならない状況となった。しかし、この緊迫した状況で、落ち着いてバーディパットを決め、欧州ツアー4勝目を手に入れた。
「あの状況で最終ホールを迎えて、自分の力を発揮できた。チャンスを作り出せるということが分かってよかった。毎回大差で勝てれば言うことないけど、今回のような勝ち方をすると、特別な心持がする」と今後のプレーにもいい影響を与えそうだ。また、この勝利でウィレットは「ライダーカップ」欧州代表入りに一歩近づいた。
首位と1打差の2位タイにはウィレットを最後まで苦しめたサリバンとカブレラ。さらに3打差の4位タイには、ともに「65」でプレーした昨季の欧州ツアー新人王、アン・ビョンホン(韓)と2011年の大会王者アルバロ・キロス(スペイン)が入った。
「オメガ ドバイデザートクラシック」全ラウンド生中継!大会最終日の模様は9日(火)午後12:00?お届け!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
最終日再放送 2月9日(火) 午後12:00?3:00