国内女子

相棒復活の吉田　圧巻「66」でトップタイ浮上　新たな記録狙うイ・ボミは6位タイに後退

2015年12月12日（土）午後0:25

　国内女子ツアーの今季最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが27日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。吉田弓美子が6アンダー66を叩き出し、通算3アンダーで申ジエ（韓）と並びトップタイに浮上した。

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　初日は「75」の18位タイと出遅れていた吉田だったが、この日はイーブンパーで迎えた8番から連続バーディをマーク。さらに、バックナインに入り12番から3連続バーディを奪うと、全28選手中15選手がボギー以下だった18番で唯一のバーディ。8バーディ、2ボギーの内容でホールアウトし、その他選手のベストスコア大山志保の「70」のなか、一人圧巻の60台を記録。5月の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン以来となる優勝に向けて絶好の位置につけた。

　今季は来季からのアンカリング打法禁止にそなえ、標準のパターを使用してきたが、伊藤園レディスゴルフトーナメントで不調に。前週から長尺パターを復活させると「手になじんでいるというか、しっくりきた」と慣れ親しんだ相棒で会心のプレーを見せた。この勢いで今季2勝目を手にすることは出来るだろうか？

　トップと2打差の単独3位には、ツアー通算16勝の大山志保。通算1アンダーの4位タイには、成田美寿々と原江里菜がつけている。4位タイから出た賞金女王のイ・ボミ（韓）は、立ち上がりからボギーが先行すると、14番からは連続ボギーを喫し、3バーディ、4ボギーの1オーバー73で通算1オーバー6位タイに後退。前日には「ここは前半で2アンダーで回らないと後半難しい」と語っていたが、リズムに乗ることができず。今大会で通算6アンダーを下回れば、昨季にアン・ソンジュ（韓）が記録した歴代最少平均スコア（70.1324）を更新するだけに、残り2日間での巻き返しを狙う。

　初日首位の前田陽子も5オーバー77と崩れ、通算2オーバーで森田理香子、笠りつ子らと並び8位タイとなっている。22位タイから出たディフェンディング・チャンピオンのテレサ・ルー（台）は、1アンダー71で回り、上田桃子、今季2勝の渡邉彩香と同じ14位タイに浮上。今季1勝の藤田光里は3オーバー75で通算6オーバー単独21位に沈んでいる。