現地時間23日、米男子ツアーのWGC今季初戦であるWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権（アリゾナ州、ザ・リッツ-カールトンGC）が開幕する。大会2週前の世界ランキングで上位64位までの選手のみ出場可能な同大会は、トッププレーヤーが1対1の真剣勝負を繰り広げるとあって、普段のトーナメントにはない興奮を味わえる大会となっている。

　日本からは、直前になって谷口徹が首痛のため棄権を表明したが、石川遼、池田勇太、藤田寛之が参戦。1回戦では最新の世界ランクで39位の石川が25位のチャール・シュワーツェル（南ア）、44位の池田が23位のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）、50位の藤田寛之が17位のロバート・カールソン（スウェーデン）と、それぞれ自身よりランキング上位の実力者たちとの対戦が決まった。

　なお、もし石川が初戦を突破すると、2回戦は世界ランク8位のスティーブ・ストリッカー（米）と17歳の神童マッテオ・マナッセロ（伊）の勝者と対戦することになる。いずれも近年のゴルフ界を沸かせるプレーヤーで、対戦が実現すれば興味深い一戦になりそうだ。

　昨年の同大会では石川の3回戦進出が最高成績なだけに、石川の他、日本勢のさらなる活躍にも期待したい。