異例のショットガンスタート A.サリバンが5打差の独走態勢に ツアー史上2度目の偉業に「明日も同じことをするだけ」
2016年2月10日(水)午後1:07
欧州ツアーのポルトガルマスターズ は現地時間17日、ポルトガルのオセアニコ ビクトリアGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。荒天が予想されたため各選手が全18ホールから一斉にスタートするショットガンスタートが採用されるなか、アンディ・サリバン(英)が4アンダー67をマークし、通算18アンダーで優勝に王手をかけた。
予選ラウンドを64-64で回ったサリバンは、最終組として1番ホールからスタート。強風で多くの選手がスコアメイクに苦労するなか、5番までに3つのバーディをマークすると、バックナインでも2つスコアを伸ばし、6バーディ、2ボギーの内容で3日目を終えた。
「とにかく良いプレーが出来ている」と振り返った28歳は「序盤のチャンスで良いパットを決めることが出来た」と振り返り。さらに「今日はほとんどミスがなかったし、やり残したと感じることは全くなかった。4アンダーは過酷な天気のなかでも最高の結果だ」と会心のプレーに満足したようだ。
後続に5打差と大きなアドバンテージを持って最終日に挑むが、仮にサリバンが優勝を果たせば、前週のブリティッシュ・マスターズを制したマシュー・フィッツパトリック(英)に続き、2週連続での完全優勝となる。これはツアー史上でまだ1度しか達成されていないが「明日も同じことをするだけだ」とトーナメントリーダーに気負いは感じられない。
通算13アンダーの単独2位にはエドアルド・デラリバ(スペイン)。通算11アンダー3位タイにはジョージ・カンピーヨ(スペイン)とクリス・ウッド(英)がつけている。今季2勝のトーマス・ピータース(ベルギー)が通算10アンダーで5位タイ。今季初勝利を目指すマーティン・カイマー(独)は3オーバー74と崩れ、通算1オーバー58位タイに沈んでいる。
なお、最終日も荒天が予想されるため、ショットガンスタートとなることが決定している。
「ポルトガルマスターズ 」全ラウンド生中継!大会最終日は18日(日)深夜0時?放送!
ポルトガル有数のリゾート地、アルガルベで行われる大会。会場となるオセアニコビクトリアGCはアーノルド・パーマー設計の風光明媚なポルトガル有数のコースだ。クライマックスを彩る18番ホールは、すべてのショットが池に絡む、危険なホールだ。昨年大会は、たび重なる中断のため、なんと36ホールの短縮競技に。36ホールを終え、首位に立っていたアレキサンダー・レヴィがそのまま優勝を手にする結果となった。