最年少優勝、シーズンメジャー3勝、米国人選手メジャー独占… 様々な記録に挑むJ.スピース
2017年2月28日(火)午後4:30
激しい雨と風によりサスペンデッドとなった全米プロゴルフ選手権の第2ラウンド。全米と名がつく大会だが、同大会で過去に米国人選手が優勝したのは96回中77回となっている。さらに今季は、マスターズと全米オープンをジョーダン・スピース、全英オープンをザック・ジョンソンが制しており、今大会で米国人選手が優勝すれば33年ぶりにメジャー4大会を米国が独占することになる。
その記録達成の最右翼とした挙げられるのは、もちろんスピースだ。第2ラウンドはすでにホールアウトしており、6バーディ、1ボギーの5アンダー67とスコアを伸ばし、通算6アンダー暫定7位タイに浮上している。ベン・ホーガン、タイガー・ウッズに次ぐ、同一シーズンメジャー3勝の大記録もかかる22歳が絶好の位置につけた。
(木曜日よりも金曜日より良いラウンドが出来る理由は?)
「分からないよ。自然とそうなっている。初日に良いプレーをしたことは何回もあるが、良い順位で週末を迎えるためには、初日か2日目のどちらかで良いラウンドが必要だ」
(今日のプレーには満足?)
「満足だよ。今日より昨日のコンディションの方が難しく感じたが、全体的にゴルフの内容はあまり変わっていない。週末も風が穏やかになるようだから、もっとロースコアが出ると思う。今日の調子を維持したい」
(残り36ホールはどんな気持ちで臨む?)
「攻めの姿勢を保つだけだ。コースにも慣れてきたし、今日は63や65といったスコアも出ているので、良いショットが打てればスコアを出すことも可能だ。ラウンド序盤の感触でその日の攻め方が決まるが、もし良い感じで打てていればどんどんピンを狙っていく」
残り2日間で逆転を果たせば、2012年のローリー・マキロイの記録を抜いて史上最年少で今大会を制することとなるスピース。冷静に72ホールでの戦いを進める若武者に新たな記録を樹立するだけの力があることは既に証明されているが、果たしてどうなるだろうか。
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今季メジャー最終戦。プロのみが出場出来る、プロNo.1決定戦だ。今年のホストは、2010年の開催地ウィッスリング ストレイツ。「数える人によって数が変わる」とも言われるほどの大量のバンカー群は、通常プレーに影響するバンカーはそれほど多くないが、プレーヤーに与えるプレッシャーは大きいはず。ミシガン湖に併設されたリンクススタイルコースを制するのは、PGAツアーメンバーか、それとも欧州ツアー勢優位か。
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