海外男子

石川が単独首位で週末へ！「まだ半分終わっただけ。あと4つ、5つ伸ばしたい」

2015年8月29日（土）午後1:01

この記事のキーワード

石川遼

　米男子ツアーのクイッケンローンズナショナルは現地時間31日、バージニア州のロバート・トレント・ジョーンズGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。3アンダー68でラウンドした石川遼が通算11アンダーの単独トップで週末を迎えることとなった。

　初日に4番のエースなどで「63」をマークして首位タイに立った石川は、出だしの1番からバーディが先行。しかし、直後の2番でティーショットを大きく左に外してボギーとすると、4番でも短めのパーパットを決められずスコアを落とす。それでも前半のうちにイーブンパーに持ち直すと、後半は16番で連日のホールインワンかと思わせるスーパーショットを披露するなど、上がり3ホールで立て続けにバーディを奪取。7バーディ、4ボギーの内容でリーダーボードの最上段を射止めている。

　この日のプレーを振り返り「調子はあまり良くなかった」と話した石川は「スコアを落としてなかなか難しい流れかと思ったが、最後まで集中していこうと感じだった。18番のバーディはラッキーだったが、16番のティーショットと17番のバーディは内容的に良かったし、上がりになるにつれて良くなったかなと思う」とコメント。

　また、「すごく良い感じで打てている感じではないし、修正点はたくさんある」とショットの課題を口にしながら、「ゴルフを楽しむというか、時間を楽しむというか。そういう感じではやれているが、残り2日間で4つ、5つ伸ばすというのが目標なので、それを達成できるように明日も頑張るだけ。まだ半分終わっただけなので、明日しっかり我慢して最終日につながるようなプレーが出来れば」と週末を見据えている。

石川に1打差の2位タイにはリッキー・ファウラー（米）とケビン・チャペル（米）が入った。今季米ツアー2勝目を狙うファウラーは7バーディ、1ボギーの6アンダー65でホールアウト。3週前の欧州ツアー、アバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン以来となる白星に向けて大きく順位を上げた。

　以下、通算9アンダー単独4位にデビッド・リングマース（スウェーデン）。この日5アンダー66で回ったタイガー・ウッズ（米）、今季1勝のダニー・リー（ニュージーランド）、現在賞金ランキング4位のジミー・ウォーカー（米）らが通算8アンダー5位タイで並び、世界ランキング7位のジャスティン・ローズ（英）は通算5アンダー19位タイ、ツアー通算19勝のアーニー・エルス（南ア）は通算4アンダー35位タイにつけている。