ライダーカップ出場を目指すI.ポールターに米国からの救いの手
2013年3月22日(金)午前10:30
「マッチプレーの王者」と呼ばれ、ライダーカップで圧倒的な強さを見せてきたイアン・ポールター。最新の世界ランキングで51位に後退したことで、来年の同大会出場への道が断たれたかに思われた同選手に、米国のライバルから救いの手が差し伸べられた。
(写真提供:Getty Images)
前々週のホスト大会「ブリティッシュ・マスターズ」で33位タイに終わるなど、今年後半に入って元気のないポールターは、18日付の世界ランクで46位から5ランクダウン。50位以内から漏れたことで来月のWGC - HSBCチャンピオンズに出場出来なくなり、欧州ツアーメンバーとしての最低出場試合数&ライダーカップの出場条件である、最低13試合出場を満たせない状況となっていた。
そんな中、米国のリッチ・ビームが今週開催のUBS香港オープンへの出場を辞退。代わりにポールターが同大会に参戦することととなり、これでなんとかライダーカップ出場への可能性を残せたというわけだ。
リッチ・ビーム
「月曜(19日)の夜に電話で話を聞き、翌朝に目が覚めたとき、『自分はもうフルタイムでプレーしていないんだから、イアンに出場権を譲るべき』と思ったんだ。正直、苦しい決断ではなかったよ」
「(今回の決定について、ライダーカップ米国チーム主将のデービス・ラブIIIと話しましたか?)実は昨日、欧州ツアーの担当者と、『デービス・ラブの話を聞いた方がいいかな』と冗談半分で話していたんだ。でも実際に連絡しようとは思わなかったし、私にとっては簡単な決断だった。もしもポールターが来年、欧州チーム入りしたら米国のために短いパットを外してほしいね(笑)」
ポールターのライダーカップでの通算成績は12勝4敗2引き分け。ライダーカップ欧州チーム主将のダレン・クラークも、今回の一件で胸をなで下ろしているに違いない。
ゴルフセントラル 10月21日号より
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