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A.クイロス、S.バレステロスに捧げる優勝!
2008年10月20日(月)午後1:10
実力者を振り切り、アルバロ・クイロス(スペイン)が母国の英雄に捧げる優勝を飾った。
欧州ツアーのポルトガル・マスターズは現地時間19日、ポルトガルのオセアニコ・ビクトリアGCを舞台にサスペンデッドとなった第3ラウンドの残りと最終ラウンドを行った。クイロスは早朝に5ホールを回り、通算15アンダー単独首位で最終ラウンドに突入。賞金ランキング首位のロバート・カールソン(スウェーデン)、好調なロス・フィッシャー(英)の2人に1打差で追われていた。
1番で15メートルの長いバーディパットを沈めたクイロスは続く2番をボギーとしたものの、終始落ち着いてラウンド。ツアー屈指の飛距離も生かして6バーディ、2ボギーの4アンダー68で通算19アンダー。単独2位で99年全英オープン王者のポール・ローリー(スコットランド)に3打差をつけてツアー2勝目を飾った。
クイロスにはどうしても勝ちたい理由があった。スペインの英雄で大先輩のセベ・バレステロスが、先週脳腫瘍で緊急入院。手術は成功したものの、まだ病院で治療中だからだ。「セベはいつでもみんなを負かしたいと思っていたとキャディが教えてくれた。今日は彼のゴルフをイメージしてプレーした。今でもスペイン人すべての心のよりどころ。みんなが回復を祈っている」。熱いプレーで見ている人間の心を揺さぶったメジャー5勝のバレステロスも、病院で後輩の活躍を喜んでいるに違いない。
逆転Vを狙ったカールソンは思うようにスコアを伸ばせず通算15アンダー。フィッシャーと並ぶ3位タイに甘んじた。それでも今大会には出場していない賞金ランク2位のパドレイ・ハリントン(アイルランド)との差を29万7,425ユーロ(約4,100万円)に広げた。また、逆転賞金王を目指す同ランク3位のリー・ウェストウッド(英)は、4アンダー68で回って通算9アンダー16位タイ。
欧州ツアーのポルトガル・マスターズは現地時間19日、ポルトガルのオセアニコ・ビクトリアGCを舞台にサスペンデッドとなった第3ラウンドの残りと最終ラウンドを行った。クイロスは早朝に5ホールを回り、通算15アンダー単独首位で最終ラウンドに突入。賞金ランキング首位のロバート・カールソン(スウェーデン)、好調なロス・フィッシャー(英)の2人に1打差で追われていた。
1番で15メートルの長いバーディパットを沈めたクイロスは続く2番をボギーとしたものの、終始落ち着いてラウンド。ツアー屈指の飛距離も生かして6バーディ、2ボギーの4アンダー68で通算19アンダー。単独2位で99年全英オープン王者のポール・ローリー(スコットランド)に3打差をつけてツアー2勝目を飾った。
クイロスにはどうしても勝ちたい理由があった。スペインの英雄で大先輩のセベ・バレステロスが、先週脳腫瘍で緊急入院。手術は成功したものの、まだ病院で治療中だからだ。「セベはいつでもみんなを負かしたいと思っていたとキャディが教えてくれた。今日は彼のゴルフをイメージしてプレーした。今でもスペイン人すべての心のよりどころ。みんなが回復を祈っている」。熱いプレーで見ている人間の心を揺さぶったメジャー5勝のバレステロスも、病院で後輩の活躍を喜んでいるに違いない。
逆転Vを狙ったカールソンは思うようにスコアを伸ばせず通算15アンダー。フィッシャーと並ぶ3位タイに甘んじた。それでも今大会には出場していない賞金ランク2位のパドレイ・ハリントン(アイルランド)との差を29万7,425ユーロ(約4,100万円)に広げた。また、逆転賞金王を目指す同ランク3位のリー・ウェストウッド(英)は、4アンダー68で回って通算9アンダー16位タイ。