デービス・ラブ、ロレーナ・オチョアら5人が世界ゴルフ殿堂入り!
2016年10月20日(木)午後0:53
米国時間18日、世界ゴルフ殿堂に5人の名前が新たに加わることが発表され、ツアー通算21勝のデービス・ラブ、元世界女王のロレーナ・オチョア、欧州ツアー29勝のイアン・ウーズナム、米国女子ツアー18勝のメグ・マローン、記者や実況として活躍したヘンリー・ロングハーストが選ばれた。
1年に1度、殿堂入りが決定されるが、今回もそうそうたる顔ぶれが選出された。なかでもラブは、今年のライダーカップでアメリカチームのキャプテンを務め、優勝に導いたことでも記憶に新しい。もちろん選手としても輝かしい功績を挙げており、97年の全米プロゴルフ選手権で優勝しツアー通算21勝を挙げるなどトッププレーヤーとして長い間、活躍し続けてきた。
デービス・ラブ
「電話で“殿堂入りが決まりました"と言われた時、10年早いんじゃないだろうかと思いました。殿堂入りしたいというほど、大きな目標は掲げてなかったのですが、日々努力を積んできました。先日、ライダーカップでバッバ・ワトソンが感情的になりながら“自分にとって最大の目標がライダーカップのキャプテンになることと、世界ゴルフ殿堂に入ることだ"と話していたんです。それを聞いて、これらの持つ意味の大きさに気づかされました。殿堂入りに選んでいただけて、本当に感激です」
また、28歳で引退したオチョアは短いキャリアにも関わらず、大きな偉業を成し遂げた。米国女子ツアーで挙げた優勝は合計27回で、2010年現役を引退している。03年から10年の間に見せた強さは圧巻で、メジャーで2勝し、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに4回、ベア・トロフィーも4回獲得している。08年シーズンに獲得した合計賞金額で、それまでアニカ・ソレンスタムが持っていた記録を破った。また競技から離れても、ファウンデーションでの活動に精力を注いでいる。
ロレーナ・オチョア
「13歳のとき家族に“私は世界で最高のゴルファーになりたい"と勇気を振り絞って伝えました。メキシコでプレーしていた頃から、アニカを目標にしていました。彼女がカレッジでプレーする姿を見て、私もそうなりたいと強く思っていたのです。それからアマチュアとしてLPGAツアーの試合に出たことで私の人生が変わり、素晴らしい人生を歩みました。LPGAツアーのメンバーになれたこと、そこで得た経験は語りつくせません」
「また、自分のファウンデーションを立ち上げ、メキシコで学校を設立し、300人以上の子供たちが学べる場所を作ることができました。毎朝、無料で授業を行い、将来を豊かにするチャンスを与えています。現役時代、私の最大のモチベーションは恩返しをすることで、子供たちを助けたいとずっと夢に描いてきました。このような形で人の役に立てて、本当に光栄に思います」
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