日本勢5人が今季最後のメジャーに挑む。

　ミシガン湖に面したウィストリング・ストレイツ（ウィスコンシン州）で開催される米男子ツアー、全米プロゴルフ選手権（現地時間12?15日）には、昨季国内ツアー賞金王争いを演じた石川遼、池田勇太の2人に加え、アジアンツアーで優勝するなど今季大活躍している平塚哲二や小田孔明、さらにベテラン藤田寛之の5人が参戦。世界一バンカーの多い難コースを相手に戦いを挑む。

　今年のメジャーで石川は、マスターズこそ予選落ちしたが、全米オープン33位タイ、全英オープン27位タイといずれも予選を突破している。昨年、出場3試合目のメジャーとなった全米プロで初の予選通過を果たして以来、積み上げた経験をすべて糧にし大きく成長してきた。「予選を通過したらトップ10を目指す」と意欲を語り、そのプレーに期待がかかる。

　また石川は現地での注目度も抜群。予選ラウンドで一緒にプレーするリッキー・ファウラー（米）やローリー・マッキルロイ（北アイルランド）と並んで、現地紙スポーツ面で大きく取り上げられており、大勢のファンを引き連れてのプレーになりそうだ。

　さらに近頃はメジャー常連のベテラン藤田は、先週の米男子ツアー、ターニング・ストーン・リゾート選手権に出場し、予選こそ通らなかったものの全米プロに向けての調整は十分。時差ボケなどを払拭した上、週末には世界有数の観光地、ナイアガラの滝見物などで英気を養い、上位を狙っている。