タイガー・ウッズ（米）が、ライダーカップ（現地時間10月1?3日、ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート）に向けて、揺れる心境をのぞかせている。

　先週のWGC-ブリヂストン招待では、過去7勝と得意の大会だったにもかかわらず、自己最低の78位タイに終わったタイガーは、「こんな状態では（ライダーカップ）米国チームで何の役にも立たない」と漏らしていた。

　米国チーム12人のメンバーとなるには、まずは過去2年間の成績をポイント換算したランキングで、全米プロ終了時にトップ8に入っていなくてはならない。残りの4人は、コリー・ペイビン主将（米）が推薦で選び、9月7日に発表する段取りとなっている。

　昨季は左ひざの手術で後半を棒に振ったタイガーは、今季もケガとスキャンダルでマスターズまで試合に出ていない。そのうえ復帰後も思うようなプレーができず、現在まで同ランキング10位と厳しい状況。ライダーカップについて聞かれると、「できれば自力でチーム入りして、推薦は受けたくない」と、自力でのメンバー入りに意欲を見せている。

　なお、ペイビンと欧州チームのコリン・モンゴメリー主将（スコットランド）は、選手選考と記者会見のため全米プロの現地入り。大会前に会見を行う予定だ。