国内女子ツアーで唯一、全米女子プロゴルフ協会の公式戦となっている「TOTOジャパンクラシック」が6日、茨城県・太平洋クラブ 美野里コースで最終ラウンドの競技を終了。通算13アンダーとしたフォン・シャンシャン（中）が米ツアー2週連続優勝を飾り、日本勢は堀琴音が3打差3位タイに入った。

　前週の米ツアー、サイム・ダービーLPGAマレーシアに次ぐアジアシリーズ2勝目を飾ったフォンは、1打差首位のスタートから最終18番でダブルボギーを叩きながらも「70」で逃げ切り。通算12アンダーに伸ばしたハナ・ジャン（韓）を1打差でかわし、米ツアー通算6勝目を飾った。通算10アンダー3位タイには堀のほか、昨季覇者のアン・ソンジュにユ・ソヨン、姜秀衍の韓国勢が名を連ねている。

　日本勢トップの5打差12位タイから出た堀は、序盤に一時1オーバーと出遅れるも、迎えた7番から3連続バーディを奪取。2アンダーと伸ばしての折り返しから、バックナインではスコアを落とすことなく2バーディを重ね、6バーディ、2ボギーの4アンダー68と3日間連続の60台で存在感を示した。

　米ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー争いでトップを走るアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）は、通算8アンダーに2つ落として10位タイ。日本勢では、木戸愛、笠りつ子が通算7アンダー14位タイに入り、野村敏京、飯島茜が通算6アンダー19位タイとなった。そのほか、世界女王リディア・コ（ニュージーランド）は通算2アンダー43位タイで大会を終えている。