米女子ツアーのショップライトLPGAクラシックが現地時間5日、ニュージャージー州のストックトン・シービュー・ホテル＆GC ベイCで最終ラウンドの競技を終了。アンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）が大会史上初の連覇を達成し、首位と1打差から今季3勝目を目指した野村敏京は1打差2位に終わった。

　トップのカリーン・イシャー（仏）と1打差で迎えた最終日、逆転を狙う野村は前半3番、5番でバーディを奪い、序盤にチャージをかけたノルドクビストと並ぶ首位タイに浮上。続く6番のボギーで一歩後退となったが、9番で巧みなチップショットからタップインバーディを決めるなど、8番から立て続けに伸ばして首位ノルドクビストと1打差に食い下がる。

　迎えた後半も11番バーディで1打差を維持したものの、そこからは15番のバーディチャンスを外すなど後が続かず。18番バーディ締めで最終的に6バーディ、1ボギーの5アンダー66にまとめたが、「64」のチャージで通算17アンダーとしたノルドクビストに振り切られ、今季3つ目の白星はお預けとなった。

　ツアー通算6勝目を飾ったノルドクビストは、7バーディ、ノーボギーの内容でトップと2打差からの逆転勝利。トーナメント記録タイのビッグスコアで今季初勝利を手にしている。前日トップのイシャーは4バーディ、2ボギーの2アンダー69で逃げ切りならず。通算14アンダーの単独3位でツアー初優勝には届かなかった。

　野村以外の日本勢も上位に食い込んだ。前日36位タイの宮里美香は8バーディ、1ボギーの「64」で通算10アンダーの6位タイフィニッシュ。今季初のトップ10入りを記録している。同じく36位タイからスタートした横峯さくらはこの日4つ伸ばして通算7アンダー14位タイ。一方、8位タイから出た宮里藍は通算6アンダーに1つ落として22位タイとなり、上原彩子は通算5アンダー31位タイに入っている。