米女子ツアーのショップライトLPGAクラシックが現地時間4日、ニュージャージー州のストックトン・シービュー・ホテル＆GC ベイCで第2ラウンドの競技を終え、5アンダー66で野村敏京が1打差2位タイに浮上。初日首位タイ発進を切った宮里藍は5打差8位タイで最終日を迎える。

　1打差4位タイから出た野村は前半、3番パー5で幸先良くイーグルを奪うと、1つ落として迎えた8番から連続バーディで首位タイ浮上。3アンダーの折り返し後も、15番から最終18番までに3バーディを奪うなど勢いを止めず、1イーグル、5バーディ、2ボギーで通算11アンダーまで伸ばした。前戦の途中棄権でコンディションも不安視された野村だが、今季3勝目へ向けて初日から好スコアを連発。奪首こそならずも、首位と1打差を維持して最終18ホールでの逆転に挑む。

　首位タイから順位を下げた2010年覇者・藍は、出だし1番から連続ボギーで出遅れ。そこから前半のうちにイーブンパーまで戻したものの、後半もスコアを伸ばせないまま3バーディ、3ボギーの足踏みに終わった。その他日本勢は上原彩子が通算4アンダー27位タイ。この日2アンダー69の宮里美香、1オーバー72の横峯さくらはともに通算3アンダーの36位タイとなっている。

　通算12アンダーで1打差の単独トップに立ったのは、前日26位タイからジャンプアップのカリーン・イシャー（仏）。9バーディ、ノーボギーと圧巻のバーディラッシュでコース記録タイ「62」を叩き出し、ツアー初勝利に大きく前進している。その他上位は、野村と並ぶ2位タイにチェ・ナヨン（韓）。昨季覇者のアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）は2打差4位につけている。