国内男子ツアーのメジャー初戦、日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsが2日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。難コンディションで多くの選手がスコアを落とす中、2アンダー69で回った宮本勝昌、池村寛世、小袋秀人、ショーン・ノリス（南ア）が首位に立った。

　この日、宮本は出だしの1番でバーディを奪い幸先の良いスタートを切ると、2番、3番でもスコアを伸ばし3連続バーディ。難コンディションの中、安定したプレーでボギーは13番のみ。3バーディ、1ボギーでホールアウトし、首位タイで2日目を迎える。宮本はこの大会を01年と10年に制しており、大会3度目の優勝に向けて好発進を切った。

　1打差には3バーディ、2ボギーで回った藤田寛之が谷口徹と並んで5位タイ。藤田は昨年、賞金ランキング32位で12年の賞金王としては物足りない成績。明日以降も順位を追い上げ、弾みをつけたいところだ。全米オープンと全英オープンの出場を予定している谷原秀人はイーブンパー71で回り、片山晋呉、川村昌弘ら7人と並んで7位タイにつけている。

　一方、この大会で勝てば、1996年にジャンボ尾崎が8試合目にして達成した最速1億円超えを塗り替える大記録がかかっている金庚泰（韓）は4オーバー75の48位タイで出遅れている。また、先週のチャレンジトーナメント「FIDRA Classic」で優勝し、土壇場で出場権を獲得した上井邦裕は2オーバー73の20位タイとなっている。