世界ランクNo.1の座を巡る激戦は、女子だけでなく男子でも続いている。現地1日に発表された最新世界ランキングで、タイガー・ウッズ（米）が281週連続でキープしていた王座から陥落し、代わりにリー・ウェストウッド（英）がNo.1の座に就いた。

　現地時間4日にWGC-HSBCチャンピオンズ（中国、シャーシャン・インターナショナルGC）が開幕する米男子ツアー。現在世界ランク1位のウェストウッドを始め、同大会の成績次第で王座を狙えるタイガーや、マーティン・カイマー（独）、フィル・ミケルソン（米）などのトッププレーヤーが激突する。

　大会前のイベントで、剣を持って太極拳のレッスンを受けたこの4人の姿は、まるで戦士のようで厳しい戦いを予感させた。ディフェンディング・チャンピオンでもあるミケルソンは今季、何度も世界ランクNo.1の座につくチャンスがありながらことごとく失敗。ウェストウッドに先を越されることになってしまっただけに、同組で対決する予選ラウンドから気合十分だ。さらに欧州ツアーの賞金王に向けて突っ走っているカイマーや、今季未勝利で勝利を渇望しているタイガーも当然侮れない存在になる。

　WGC-HSBCチャンピオンズは昨年からWGCの1戦となり、有力選手の出場も増えた。数多く参戦する欧州勢とともに、日本からも石川遼を筆頭に、池田勇太、藤田寛之、薗田峻輔、丸山茂樹、宮本勝昌、平塚哲二らが世界のビッグネーム相手に戦いを挑む。